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2004/08/10(火)
新連載 〜 8月の思ひで6
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やっぱりクーラーは故障したままだったが、昨夜の宿を出発してからもバン君の走りは快調だった。 この日我々がまず向かったのは、有田焼の窯元。 立派な窯元さんで一部は工場のようになっており、たくさんのスタッフの方がそれぞれの工程を担当し、せっせと焼き物を作っていらした。
A氏のお知り合いとの事で、大勢で押し掛けたのだが大変親切に説明して下さり、外国人メンバーはもちろん松子達日本人も興味深々で見学させて頂いた。 やはり一番印象に残っているのは、絵付けの作業だ。大きなお皿などに小さな筆でサッと筆をいれていく。付けられた絵柄も大変美しかったが、それ以上にその作業の手さばきの美しい事!エクセレント!!!
皆で感心していたら、我々にも絵付けをさせてくれると言うではないか! なんと気のきいたサービス!! 素焼き状態のコップがひとりづつ手渡され、筆を拝借していざ絵付けへ! さてはて何を書いたものか? 昔ちょいと水墨画をやった事があったので、その時に書いたお花を思い出して書いてみた。そしたら意外と上手に書けてスタッフの方に誉めて頂いて、上機嫌になってしまった。それがいけなかった。人はどうして調子に乗ってしまうのだろうか。誉められたところでとめておけば良かったのに、コップの内側にも手を出してしまったのだ。しかしそれはプロのみに許された技で松子ごときがなせる技では到底なかった。花の部分は変なカエル顔の昆虫みたいだし、茎の部分はでっかい流木。芸術とはおおよそ懸け離れた(ある意味究極の芸術か?)異星のエイリアンが内側に潜んでいるのだ。
旅から戻って1〜2ヶ月したころ、御親切に送って下さったがとてもその中に食するものを入れようという気になれず、しばらくはペン立てとして活躍していた。
楽しく絵付けを体験した我々は、その後有田焼のお皿でお料理を楽しめるお店で美味しいお食事を頂いてさらに御満悦!!
さて次はどこへ向かうのか? 今日の宿はどこなのか?
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