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2004/07/05(月)
山籠もり
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ご無沙汰しております。 松子でございます。
しばらく江戸を離れておりましたものですから、 留守の間に遊びに来ていただいた方には、 大変失礼いたしました。
松子は4日ほど山籠もりをしておりました。
何処に篭もっていたかと申しますと、 先日世界遺産にめでたく登録されたばかりの和歌山県の熊野本宮大社ということろにいたのですよ。
登録が決定したのが、7月1日。 松子はこの日の夜に熊野入りし、翌2日に行われた 熊野本宮での奉納演奏を「縁あって」拝見させていただきました。
この奉納演奏は世界遺産登録を記念して行われた物ですが、 「奉納」演奏ですから、 一般のお客さんに向けて演奏されるのではなく、 御神殿の中の神様に喜んで頂くための演奏になるのです。
シンセサイザーと日本古来の打楽器、「大鼓」とのコラボレーションの演奏でしたが、熊野の自然と、神さんと、電子と、鼓動が見事に一体となった素晴らしい演奏でございました。
松子も日頃の疲れや、心と体にたまった余分な油分がスッキリキレイに振り落とされたようなさわやかな気分になりました。
この熊野大社はご存じの方も多いと思いますが、あのサッカー日本代表のユニフォームにもデザインされている三本足の「八咫烏(やたがらす)」がシンボルとなっています。このカラスは昔むかしに、何とか天皇が熊野詣での途中で道に迷った際に、神の遣いとして、天皇に道を示した。という伝説が残っているそうです。
そういうこともあり、無事に帰れるようにと祈りを込めての船舶・海上安全や、人生の迷い道に入りこんでしまった方には良いお導きが有りますようにと、お祈りするそうですよ。。。
人生の迷い道。。。。。 出口の見えない迷路に入り込んでしまったら、 是非、詣でて見てくださいませ。
ずっと山の中にいたのですが、 この季節の緑のパワーは生半可ではなりませぬな。 もうすごいのなんの。 勢いの良い巨大ブロッコリーが、間からニラの束をちらつかせ、折り重なるようにして山や野道を形成しているようでした。 伝わるでしょうか、超天然の緑黄色の感じ。 カイワレやもやしは存在しない世界でした。
ハードスケジュールのために少々疲れましたが、 木々の緑や、綺麗な声で泣く巨大バッタや、風呂場に突如登場した足の長い蜘蛛や、抜けるような青空や、遠慮なく降り注ぐ太陽やら、三本足のカラスや、新鮮海の幸や、虫よけスプレーやら、瞬間冷却かゆみ止めやら、子宝の湯や、空気中にはびこる湿気やら、とにかくとにかく、四方八方から常にエネルギーをもらった良き旅でございました。
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