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2004/07/20(火)
焼け野原
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18日の宣戦布告から二夜が明け、 近年稀に見る大戦となった「松子ノドの乱」もようやく終戦を迎えた。
結果としては、松子保安部隊と医療援軍の松子連合が、食い下がるえへん虫軍隊を押さえ込む形で勝利を手にした。 今は、激しい戦闘のつめあとが残るノドの復旧作業におおわらわである。
ただ、松子連合が軍勢を増し、その戦いがえへん虫軍にとって不利になってくるとみるや、彼等の一部がノドから鼻腔を通り、松子鼻に潜伏していたと見られ、ノドの乱が終わる頃、松子鼻で暴れだしたのである。
彼らは最後(おそらく)のあがきとばかりに松子の鼻に爆弾を仕掛けた。その爆弾のスイッチが入ったために、こともあろうに松子の鼻は「鼻水製造マシーン」と化した。その爆弾は次から次へと着火する仕組みになっているらしく、次から次へと鼻水爆弾が降り注ぐのである。
これはたまらない。
昨日、一昨日と大活躍をした、医療部隊も鼻には照準を合わせていなかったらしく戦力外通告を受けた。要の松子保安部も連夜の激戦の疲れは隠せず、戦闘体制に入ることすら困難な状態。
こうなればもう鼻水特攻隊の独り舞台である。
鼻水は一体どこから湧いてくるのであろうか。 かんでもかんでも、後から後から、湧き出る湧き出る鼻水の泉状態。今までの経験にないくらいの鼻水量。 こんなに出たら出るもんもなくなりそうなのに、ほんとに次から次へとよくもまあ。 いったい、体というのはどういう仕組みになっているんだろう。 恐るべし、松子鼻。
吹き荒れる鼻水の嵐の中、耐え忍ぶ一本の柳のように、 その枝を大きくゆらしながらもなんとか踏んばってます。
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