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2004/07/31(土)
暴れ過ぎ
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風の噂では聞いていた。 なんとなく小耳にも挟まってきていた。
これ以上足を踏み入れてはいけない気がして、 わざと意識の隅の方へと追いやってきた。
のに。
だのに。 だのに、なぜ? 見てしまった。。 それも不覚にもワイドショーで見てしまった。
なんの話かって? 言わせるのね。。。 そうよね言わなきゃね。
じらしてごめんなさい。
みなさん御存じの方も多いと思います、そう「松健サンバ」。
あの暴れん坊将軍でおなじみ、 松平健さんが歌い人気話題共に沸騰中、ちなみに売り上げも伸びているらしい、 例の「松健サンバ」
「松平健さんが歌って踊るサンバ」で「松健サンバ」。
....略すなよ!
松健ってなんだよ!!!
「松平健さまサンバ」だよ!!!!!
松子は悲しい。。。
「暴れん坊将軍」ずっと見てました。
ある時は貧乏旗本の三男坊で、町火消し「め組」の用心棒兼居候である徳田新之助(しんさん)。 しかしその実体は、言わずと知れた八代将軍徳川吉宗公。
ずっと見てました。 小さいころから母とともに見続けていました。
オープニングで白馬にまたがりおそらく鳥取砂丘であろうと思われる海岸をさっそうと走り行く上様のお姿を。。。
め組の頭が北島さぶちゃんから、山本譲二さんに変わっても。 おかみさんが生稲晃子さんに変わっても、はたまたジイがポリデントの船越英二さんから、高島忠男さんに変わっても、 新さんは、上様は変わらなかったのに。 何一つ変わらない、白い歯光るあの笑顔で松子に微笑みかけてくれたのに。。。。
終盤のチャンバラシーンでは、 例のテーマ曲に合わせて松子も茶の間で悪党どもを斬っていました。あの斬りシーンが始まる合図とも言える峰打ちに持ち代えるシャキーンという音で、松子の背筋も伸び戦闘体制に入るのです。
最後の決めゼリフ「成敗!」は僭越ながら一緒に言わせていただいておりました。
毎週土曜日の夜8時(松子の住んでる地域ではそうでした)にはテレビの前で楽しませていただき、また夕方の4時ごろの昔のシリーズの再放送をみては、新さんどんどん貫禄がついて良くなってきていると、満足していたものでした。
その新さんが、上様が、、、、。
あんなお姿(金ピカリンのお着物)で、コメカミの横から垂れる後れ毛(というのでしょか?)には金ぴかのラメラメまでつけて、レコード店でのトークショーで予定外に突然流れ出した「松健サンバ」に戸惑いながらも微妙なステップ!(驚!!)&歌っていいのかどうしたらいいのかわからないようで、きょろきょろしながらお口をパクパク。。。。。
パクパク。。。
新さんがパクパク。。。。
松子も呆然とパクパク。。。
舞台からはける時にはおまけの微妙に軽快なステップを披露。 集まったファンの黄色い声援を浴びていたのでした。
嫌だと言うのではありません。 かといって手放しに活躍を喜べるものでもありません。
あれ以上見たくなかった。 いや、もう少し見たかった。
揺れるこの気持ち、お察し下さい。
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