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2004/12/08(水)
中国日記〜始めてのヨエン2〜
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その後は街の散策へと趣いたのですが、一番最初は友人の友だちが経営している石屋さんに連れて言ってもらった。上海は石屋さんが多い。「ヒスイ」や「玉(ぎょく)」を取り扱っている店がほとんど。しかし観光客相手の商売だとどうしても偽者が多く、それを高額な値段で販売してる店が多いという。
でも友人の友だちはのお店は間違いない店。友人の友だちは女性オーナー。お父さんもおじいさんも石屋さんを営んで、自らも石が大好きなシングルマザー。綺麗にお化粧をしてたばこをふかす姿はキャリアウーマン! 扱っている石もご本人も超一級。ここだけは心配ないと友人の説明も納得。
小さな店内に置かれていたのはどれもこれも綺麗な石ばかり。 始めての対面にちょっとシャイになっていた私たちに彼女が取り出したのは、大きな白い石のペンダント。「友だちだからプレゼント」と友人が通訳してくれた。旦那と松子に一つずつ手渡してくれた。
えっ、って今お会いしたばっかですよね? ええっ、こんな立派な石を頂いちゃっていいんですかい? と間抜けヅラの松子夫妻。 友人も慌てて、「えっ、ホントにいいの?こんなのあげちゃってだいじょうぶなの?」と思わずびっくり。
何でもその石は世界中で中国福健省のなんとか山でしかとれないという貴重な石で出来ているらしい。松子が頂いたのは表に「福」裏に「寿」という字が彫刻されてある、なんとも有りがたい綺麗ないし。旦那の方は松子のと良くにたクリーム色だが一部に赤い筋のような物が入っている。この赤が石の中でも最上級の「鳥の血」の色だそうだ。
断じて物に釣られた訳ではないが、中国の人がとても大きく見えた。 国土同様心も広し、素敵ではないですが。。。
その後お茶まで出して頂いて、しばらくそのお店や付近のお店を物色し、松子はその「お友達」のお店でひとつとっても美しく、可愛いブレスレットに一目惚れした。石も綺麗だし、彫刻も素敵!! でも高いんだろうな?でも、勇気を出して「ちょっと見ていいですか」 いつもこの言葉は懐が寒くなる序章なのだ。そう、いつもいつの時も。。。。
値札は690元。日本円で約1万円。手が出せない超高級品と言う訳ではないが、なかなか勇気のいる金額だ。後ろから友人が「少しはまけてくれるはずだからいくらか聴いてみたら」と囁いた。
もちろん聞けるわけないので、アイコンタクトで訴えた。
すると彼女は計算機をカチャカチャやってある数字をはじき出した。 松子に向けてその数字が打ち出された計算機を差し出す。 「180」 その瞬間、友人が「ダメだよそんなことしたら商売になンないんじゃないの?」 と絶叫。180元と言えば日本円で約2700円である。いきなり7割引き以上の超出血大サービスである。もうこの人の心は日本の友人にもう一つ買おうと思ったが、逆に悪い気がして止めてしまった。
あとで聴いたら仕入れ値で売ってくれたとのこと。日本人相手のお店だと同じ品質の物が1500元(約22,500円)ほどで売られているらしい。
もはや彼女の心は中国内に留まらずアジア大陸全域を飲み込む程に広く思えた。素晴らしい中国の友よ!シェイシェイ!!!
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