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2004/11/18(木)
中国日記 〜 スリル満点交通事情 〜
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しばらく街を歩きながら大通りに出てタクシーを拾う。 昨日友人に念を押して言われたのが「車にひかれるな」ということ。昨日のタクシーの運ちゃんのアグレッシブな運転は特別なものではないらしく、上海では常識らしい。 信号はあるがあくまで目安といったところか。 片側3車線の大通りなのに歩行者も信号はあまり気にしていない様子。いける時に行く。これが基本。 面白いのは車道と歩道の間に二輪車レーンがあること。上海では自転車とバイクは同じ扱いらしく、バイクに乗っている人もヘルメットは付けていない。 チャリもバイクもどんどん突っ込んでくるのでタクシーを捕まえようとしている我々には脅威的な存在である。
車もバイクも自転車も右折や、左折をする時に横断歩道をわたっている歩行者を無視する傾向にあるらしい。かまわずに突っ込んでくるし、下手をすると「ブ−」とクラクション攻撃にあう。
聞いた話では、人間は人が二人いれば作れるけど、車やバイクを作るのにはそれ以上の人手と労力がかかるので人より大事、という冗談であることを願いたい逸話もある。
とにかく「自分の身は自分で守って」という友人の忠告を噛みしめながらようやくタクシーをひろい、「上海美術館」と書いた紙を見せると、無言のままタクシーは出発した。
しばらくすると目的地に到着したのだが、支払いの際に大きなお札しか無かった松子達に、運転手は苦笑いで「おつりが無い」のジェスチャー。 日本語で「ちょっと待ってて、絶対戻ってくるから」と言い残して、先に美術館の入場券を購入しおつりを作って引き返した。 なんとなく通じたようで、運ちゃんは笑顔で待っていてくれた。 あとでガイドブックを見ると、お店やなんかでもお釣を用意していないので常に細かく崩しておきましょう。と書いてあった。すまんかった。。。
上海美術館はとても綺麗で立派な建物でした。 吹き抜けの四階建ての巨大スペースに、中国四千年の歴史がつまっていた。 日本語での表記は無かったけど、漢字で何となく意味が分かるからおもしろい。むかしの中国で使われていた工芸品(?)や少数民族の衣服、お金や青銅器、ありとあらゆる展示されていたがどれもこれも素晴らしい芸術品。もちろん全て手作りなので作った人の思いが強く込められているようで、ひとつひとつ真剣にみていくとその思いの重さにヘロヘロになってくる。 後半からはこのペースだと身が持たないと感じ、少しペースを速めて回ったが、それでもたっぷり3時間以上、さすが四千年の歴史の凄さをビッチリ感じました。
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