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2004/11/16(火)
中国日記 〜エポックタクシーの巻 その2〜
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旦那が「これタクシー↑?」ときくと、 「イエーイエー、エポックタクシー」という。 「エポックタクシーって何?」といぶかしい顔で聞き返すと、「エアポートタクシー」だという。 あ−言えば、こー言う。 統べてシナリオ通りだ。 この黒塗がエアポートタクシーなわけないジャンと、怒りが込み上げて来た。
これに乗ったらボラれるどころかどこか遠くへ連れ去られるかもしれない。
なんとか断らなくては!
とにかく「エクシペンシブ!エクシペンシブ!(高い!高い!)」と再度連呼。今さらと言う顔で地図を広げ、ここが空港、ここがお前達の行きたいホテルだ、こんない遠いんだから高く無いよ、とおじさんもエキサイティング。
しかし、もうそんなことは問題ではない。 他に断る言葉もわからないので「エクシペンシブ!エクシペンシブ!(高い!高い!)」と言い続け、おじさんが「はあ?」みたいなかんじでお手上げジェスチャーをした時、すがさず、「 OK!じゃ交渉決裂ってことで、バ〜イ!」とその場を離れた。
緊張感から解き放たれると自然と笑いが込み上げて来た。 エポックタクシーってなんだよ!みたいなね。 もしかしたら怪しいだけでボッタクリじゃないかも。 普通のタクシーのほうが安かったらどうしよう、と少し不安は有ったものの先ほどのタクシー乗り場へ引き返した。
また沢山の怪し気な人たちが「タクシー!タクシー」と近寄って来たが、もう脇目も振らずタクシー乗り場と思われる場所を目指した。声をかけてくる人だかりがあまりにも凄くて、タクシー乗り場が見えなくなっていたのだ。 ようやく見つけたタクシーに飛び乗ったが、タクシーの真ん前にまで客引きみたいな人が居て、女性もいるし係員みたいな人もいたし、何がなんだか分からない、このタクシーも大丈夫と言う保証はなかったけど、とにかく乗った!
寡黙な運転手さんに例の手紙を見せると、なにも言わず出発した。 慌てて旅行会社でもらったガイドブックのタクシーの欄をみると、上海のタクシーは世界でもっとも水準が高いと書いてあり、料金システムについても記載してあった。タクシーの中の料金表示と照らし合わせると、同じことが書いてあったので問題なし。これぞ本物の上海タクシーだ。 そのガイドブックにエポックタクシーの事が書いて無かったのは残念だが、どっちにしても見て無かったので仕方がない。
エポックおじさんが「遠い」と言ったのは本当だったようで、タクシーはずんずん高速を飛ばしていく。寡黙な運ちゃんはかなりアグレッシブに右へ左へ自由自在に車をあやつる。そしてまるで挨拶代わりかのようにピカピカとパッシングをしまくり、クラクションを「ブブ−!!!」とならし続ける。 前に他の車がいるとブー!料金所がつかえいるとブ−! 急ハンドル、急ブレーキは当たり前。まるで時間内に到着しないとひと1人の命がなくなるかのような運転!っていうか私たち若い二人の命のほうもよろしく。みたいなね。 舌打ちとクラクションの繰り返しの後、われわれの宿である「明珠大飯店」(パールホテル)に到着した。料金は139元!!
エポックめ何が400元だ。何が350元だ、何かこれ以上安くくならないだ。 騙されなくて良かった。これからは気を付けます。。。。。
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