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2004/07/30(金)
今日も土作り
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午前中、日差しが照りつけて大変暑いのに8月2日に作る予定の福助定植用培養土の材料にするための腐葉土を10ミリ目の篩いにかけた。 午後からは、ベントナイト土麹(根茂土)を作る。 昨秋から、仲間が集まるといつも土作りの作業のような気がしますが、寒さ、暑さのなかでもめげずにがんばってきた土作りの作業も、後2〜3回で終わりです、本当にご苦労様でした。
私たちの福助用の土は、菊の土だけを審査したらきっと日本一になるのではないかと思っています。 その根拠はまず一つに、培養土の保肥力の大きさににあります。 一般の人が菊作りに使っている培養土のCEC(塩基置換容量)は10〜20me程度と思われますが私どもの培養土には、ベントナイト、腐食(ミミズの糞)、ピートモス、ゼオライト、竹炭、ヤシガラ活性炭等のCEC(塩基置換容量)の大きなものの混合割合がとても大きく、CEC(塩基置換容量)は60me以上になっているはずだからです。 さらに培養土の多大な表面積にも秘密があります、ピートモスや、ベラボンなどのほかに多孔質の竹炭とヤシ殻活性炭を多く使うことにより、ミクロ単位の微細な孔が高密度で分布し、5号鉢でも7号鉢に匹敵する隙間のある培養土になります。 そのうえ、炭素率の高い、発酵済みの籾殻入れることで、秋口になると自然に培養土のなかの肥料を抜いてくれる機能も持たせています。 しかし、なんといっても一番良いことは、水持ちの良いことと、根詰まりを起こさない土であることです、水持ちは、ピートモスが2割ほど入ることと、ベントナイトが水を吸収するとゲル化(ゼリー状になる)して大量の水を鉢の中に蓄えておき少しずつそれを放出するからです。 私たちは腕の悪い点を、誰にもまねのできない優れた土を使って補い、秋には美酒に酔いたいと思っています。
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