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2005/06/06(月)
PM23:45
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★遅れましたが、ネタバレ名簿とダイジェストを更新しておきました。 しかしこうやってまとめて見ると、生き残りが少なくなってしまっているのがよく分かります。なんだか寂しいものですね。
★興味ある人がいるのかどうか分からないけど、今日もまた若丸進二のCG話。
最近では3DCGの技術がいろんな形に発展しておりまして、この筋に疎い人なら驚くであろうというような話は沢山あります。 たとえば普通にTV放映されているアニメについて。 一見すると単なるセルアニメのように思われる作品でも、実は3DCGが使われていたりするのです。3DCGとは一般的に、「立体的な映像」だと思われがちですが、実はほんの少しの手間でセル画のような見せ方をすることも可能なのです。 トゥーンシェーダーという技術がありまして、これは画像の諧調を下げることで立体物のアニメーションを平面的にすることができます。多少の設定は必要でしょうが、アクションの多いシーンなどでは何十〜何百枚ものセル画を描くよりも、楽に展開していくことができます。 アクションシーン以外でも、従来のセルアニメでは難しかった、建物の周りなどをぐるりと回るようなカメラワークなども表現しやすくなりました。 少し前にCMで見た映像なのですが、「名探偵コナン」の映画の中で、大型客船の周りをカメラが回って、その前景を見せるというシーン。あれは明らかに3DCGでした。
3Dを2Dに見せるという技術の最たる例として挙げられるのは、神風動画さんが制作なさった映像、ナンバー吾(http://www.kamikazedouga.co.jp/dou/dou4.html)。 神風動画さんは独自に、松本大洋シェーダーという技術を開発しまして、その名の通り、漫画家の松本大洋さんの絵柄を3DCGでそのまま表現されました。これの出来はもう物凄く、CGに精通している人でさえ、すぐには3Dだと気付けないと思います。
日々進歩しているCGの技術。しかしこの業界はまださほど大きくは膨らんでおらず、クリエイターの数も限られています。そのため毎年各企業は血眼になって優れた技術者を取り合っているというのが現状です。 興味がある方が居ましたら、3Dについて勉強し始めてみるのも良いかもしれませんね。
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