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2005/04/25(月) PM23:40
★153話を更新しました。

★尼崎の列車事故を知った瞬間、頭に強い衝撃を受けた。自分が住む兵庫県内で、今日という日にここまで大きな惨事が発生するとは、当然昨夜には想像してもいなかった。
 およそ二年前――2003年の7月に、私が乗っていた阪急電車の窓ガラス数枚が突然木っ端微塵に砕け、およそ40分ほど立ち往生したが、そんなことが起こったのも、確か尼崎だった。
 といっても、そのときはとくに大きな怪我を負った人もいなくて、世間的にはその事故はあまり知られていないのだが。しかし、少なくとも私はしばらくの間心臓の高鳴りを止めることができなかった。自分の座っていたすぐ横のガラスも粉々に砕け、破片が車内に降りかかってきたのだから仕方が無い。
 確かあの事件は置石が原因だった。向かいからやってきた下り列車とすれ違った瞬間、隣の線路の上に並べられていた石が砕け、飛び散ったその破片がこちら側の窓ガラスを次々と破ったのだった。
 今回の件は、その時のものとは比べものにならないほどの惨事に発展してしまっている。少しお年を召した方も、私よりも若い人も亡くなっている。失われてしまった五十人以上もの人の命とは、あまりに大きすぎる。
 とりあえず、友達など自分の知り合いの中で、事故に巻き込まれたという話は今のところ聞いていない。しかしニュースとかで事件に巻き込まれた家族を探す人なんか見ていると、目の奥から熱い何かが込み上げてきそうになった。
 こういうとき、手をこまねいてただ遠くから様子を見ることしかできない無力な自分のことを、ほんの少し憎らしく思ってしまう。

 なんかすみません。らしくないことを突然書いてしまって。 せめて事件に関することだけ、トップには載せないようにしました。


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