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2004/03/07(日)
ナポレオンについての考察
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ナポレオンは私の辞書に不可能という文字はないと言ったことで有名だ。これをナポレオンが自分に出来ないことはない事を表していると考えている人も多いかもしれない。しかしそれは違う。彼はロシアに戦争で勝てなかった。それどころか馬にも乗れなかった。これらのことを考えるとこの言葉はどうやら本当にナポレオンの辞書について言っているようだ。そこで問題はこの不可能の意味の取り方である。普通にとれば彼の辞書に不可能という単語が載っていなかったととれる。だが、そんな辞書には存在意義が全くない。例えるなら軍手についてる滑り止めのイボイボである。そこででてくるもう一つの取り方、彼の辞書には載ってない単語がない。これにも無理がある。単語すべてを載せるとなると膨大な量になる。さらにどこまでを単語にするかも曖昧なため、これも単語か?という語が出てくる。そういったものも不可能をなくすためには載せなければならない。そうしてできた辞書はナポレオンの本棚の一段目を占拠するであろう。そんな大きい辞書が引きやすいはずがない。 結論 ナポレオンの辞書には確かに不可能はないがその代償はあまりにも大きい。つまりナポレオンは辞書が好き。
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