日々の宝物
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2003/12/04(木) おやゆび姫21
「マサさん どくだみの花は素敵だよ。
タクさんの怪我も治してくれたし・・」

「だけどぉ〜くせーし、じめじめした所
じゃ無いと、花も咲かねぇのぉ。
カワイソなお花なのぉ〜
まっ、ツヨシも草だけどぉ〜カカカカッ」

マサは駄々っ子のように、ツヨシの言っ

た事に反論してきます。

「だけど!!マサさんの花が無かったら
タクさん死んでたかもしれないんだよ。
すごいよ!!」

口下手なツヨシが一所懸命です。

「僕は、僕はどくだみの花好きだよ・・
ほら・・白い花びらが、十字架みたい
でしょ。やさしいでしょ」

マサはもう何も言い返してきません。

長いこと3人で黙っていました。

「おまえら・・もう帰れ」

マサが一言言いました。


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