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2003/12/02(火)
おやゆび姫20
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「マサさん、おかげでタクさんの怪我なおったよ、本当にありがとう。すごいね〜どくだみ」
マサの家に駆け込むと、ツヨシとおやゆび慎吾が大きな声で、話しかけました。
「なんだぁ〜てめ〜らぁ、まだなんか俺の事さぐりに来たのか?もうなんにも出てこねーぞ」
吐き捨てるように、マサが言いました。
「・・マサさんのこといろいろ探ろうとして悪かったよ。もうそんな事考えてないから・・」
慎吾が、マサの態度を見てビクビクしながら答えました。
「はぁ〜ぁ、もうどくだみってばれちまったもんなぁ〜。ナンだよぉ〜2人で笑いに来たのか?どうせ、どくだみは日陰に咲く、便所花だもんなぁ〜臭〜えし。お前みたいに太陽の下でニコニコしてねぇからなぁ〜」
マサは嫌味たっぷりに言います。
「・・・マサさん、だから僕の名前に呪いをかけたの?」
悲しげな慎吾の表情・・・。慎吾の方を見もせずにマサは「ああ・・お前ウザインだよ」
「違うよ、マサさん。僕らの花は全部必要なんだ大切なんだ、ひまわりもどくだみも・・」
2人の話を聞いていたツヨシがぼそぼそ話し初めました。
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