日々の宝物
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2003/12/01(月) おやゆび姫19
「マサはクラス委員をしていて、いつもみん
なを引っ張っていく、明るいヤツだった。」

ゆっくりとタクが話し始めました。

「俺とマサはライバルみたいな関係だったと
思う、あの頃からマサは自分の花を隠してい
た。いぶかしく思った俺と友達でマサの花を
探っていたんだ・・・・・
・・そして、俺はマサの花を探り当てた。
誰にも言ったつもりはなかったけどクラスで
マサのどくだみの花が噂になって・・後の事
はあまり覚えていない。
マサはその後クラスから姿を消したし」

黙って聞いていた、ツヨシとおやゆび慎吾で
したが「ひどいよ!!」大声をあげたのはおや
ゆび慎吾です。

「マサさんにそんなひどい事して・・
・・ 忘れてたなんて」

「嫌な思い出だから・・忘れてたんだよ」

タクがポツリと言いました。

「おやゆび姫、マサさんの所へ行こう。僕達に花
を分けてくれたマサさんの所へ行こう」

ツヨシが立ち上がって、ドアへ向かいました。」


 


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