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2003/11/14(金)
おやゆび姫6
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背中を丸めたおやゆび慎吾を見つけたゴロは「ゴメンよ、僕きみの気持ちを考えずに笑ってしまって」
と声を掛けて謝りましたが・・おやゆび慎吾は黙ったままでした。
ツヨシが「おやゆび姫、一緒に帰ろう」と言っても黙って座ったままです。しばらく3人とも黙って
いましたが、ツヨシがポツポツと話を始めました。「僕もね、小さい頃・・草から生まれた〜≠チて
いつもからかわれていたんだ。毎日嫌だった・・。」おやゆび慎吾がツヨシの顔を見ました。
いつもと一緒の優しい顔です。「でもね、僕 野の花で草かも知れないけどハルジョォンに誇りを持つことにしたんだ。」
「ハルジョォンは、素敵な花だよ!!」おやゆび慎吾が大きな声を出して立ち上がりました。
「ごめんね、心配かけて」にっこり笑った顔はひまわりそのものです。
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