日々の宝物
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2003/11/30(日) おやゆび姫18
部屋に陽が差して、ツヨシが目を

覚ますとタクはもう起きていました。

「タクさん、具合良くなったの?」

「ああ・・有難うな・・この薬草は?」

タクが手に昨日マサから貰って来た

薬草を持っています。

「あ、それねマサさんがくれたんだ
毒消しの薬草だって・・ちょっと臭
いけど・・良く効いたね」

ツヨシは嬉しくなりました。おやゆび

慎吾も起きだして、薬草に見入ってい

ます。「これは・・マサの生まれた花だ」

タクがポツリと言いました。

ツヨシとおやゆび慎吾は顔を見合わせ

ました。「ええっー」 

「この花が原因だったんだ・・・」

タクは昔のことを思い出したようです。

この花は「どくだみ」日陰でひっそり

と咲く花・・。

2003/11/29(土) おやゆび姫17
ツヨシがタクの家に戻ると、おやゆび慎吾

は眠っていました。タクの顔色が良くあり

ません。ツヨシはすぐに薬草を、傷につけ

はじめました。

「うっ」傷にしみるようです。

タクが少し意識を戻しました。

「大丈夫?タクさん・・?」

「・・・あぁ、悪いな・・・」タクが力

のない声で答えます。

「水持ってくるね、喉が渇くでしょ」

ツヨシはその晩、一生懸命看病しました。

タクのためにも・・・

そして、薬草をくれたマサのためにも・・・

2003/11/28(金) おやゆび姫16
大分時間が経ちました。ツヨシがやっと口

を開きました。

「マサさん、ごめんね迷惑かけて・・」

ツヨシは外に出ようとドアを開けました。

「待てよ。ツヨシ」マサがツヨシに近づい

てきました。マサの目や鼻が真っ赤です。

「これを使え。何にでも効く毒消しだ」

マサが袋ごとツヨシに渡してくれました。

ツヨシはマサの顔を見ることが何故か出

来なくて「ありがとう」とひと言言うと

おやゆび慎吾の後を追いました。

2003/11/27(木) おやゆび姫15
「オメーラ、何をこそこそ俺の事かぎまわってんだ?」

マサが部屋の壁を蹴り飛ばしながら怒鳴ります。こんなマサを見たのは始めてです。

でもタクの怪我も気になります。ツヨシが恐る恐る口を開きました。

「マサさん勝手なことしてごめんなさい。でもマサさんのことをかぎまわった訳じゃなくて・・・」

「もういいよッ」おやゆび慎吾が大声を出しました。目には涙がいっぱい溜まっています。

「マサさん!タクさんのこと知っているんでしょ?!怪我してて大変なのに、そんな事ばっかり・・・ぼくの名前だって・・・・くっ」

おやゆび慎吾は飛び出して行きました。

ツヨシはおやゆび慎吾もマサも気になって立ち尽くしていました。マサは壁の方をむいたまま・・

「マサさん・・・ごめんね。もう、マサさんのこと聞かないからせめて、薬草のこと教えてくれないですか? 」

静かにツヨシが話しましたが、マサは黙ったままです。

2003/11/25(火) おやゆび姫14
ツヨシと慎吾は、マサに解毒作用のある

薬を持っていないか訊ねに行きました。

「何に使うんだよ?」いぶかしそうにマサ

が訊ねます。

「友達が、海で怪我したんです。毒のあ
る虫か何かに刺されたみたいで・・・」

ツヨシのしどろもどろな話し方に、マサ

は胡散臭い物を感じているようです。

「友達って誰だよ?俺に言えないのか?」

おやゆび慎吾が

「タクさんです。マサさん友達でしょ。
苦しんでるんですよ!!」

思わず、大きな声で叫んでしまいました。

「なんで、オメーラがタクの事知ってんだ?」

マサの顔色が変っています。簡単には薬草

を分けてもらえそうにありません。

2003/11/23(日) おやゆび姫13
突然、3人で話している最中にタクが

しゃがみ込みました。見ると足が赤く

腫れ上がっています。

「海に潜った時、何かに刺されちまっ
たんだけどどうやら・・毒をもってい
たらしいな・・・」

「大丈夫ですか?何か薬はないんですか?」

ツヨシが聞きました。

「今、解毒作用のある薬草がきれているんだ・・」

話をするのもきつそうです。

とにかく、おやゆび慎吾とツヨシは

タクをベットに寝かせ、腫れ上がった

足を冷やしました。

「どこに行けば、薬草があるんだろう・・・」

2人は全然わかりません。

「長老の所に聞きに行こう。何か知って
いるかもしれないよ」

ツヨシとおやゆび慎吾は長老のもとへ急ぎました。

2003/11/21(金) おやゆび姫12
「あいつ・・子どもの頃は野球が大好きで
楽しいヤツだったのに・・急に誰とも話さ
なくなって、偏屈な天邪鬼になったんだ。」

「何で急に変わってしまったんだろう」

おやゆび慎吾が言います。

「友達の間では、失恋したんだっていう、噂
も流れたけどね・・・」

タクが煙草に火をつけました。

「失恋って・・・そんな青春もあったんだ〜」

ツヨシは別な所に感心しています。

「なんでも、マサの生まれた花が原因らしいぜ」

おやゆび慎吾とツヨシは顔を見合わせました。

そして同時にタクに質問しました。

「マサさんの花は、なんの花なんですか?」

タクは「知らないな〜隠していたからな」

どうやら・・生まれた花がポイントのようです。

2003/11/20(木) おやゆび姫11
おやゆび慎吾とツヨシは、ゴロの手紙に

あった、海辺のタクに会いに行きました。

タクに会った2人はびっくりしました。

絵に描いたような、かっこいい人です。

タクの花はカトレア♂リやかで気品の

高い感じの人でした。

そして、はるばるやって来たおやゆび慎吾

とツヨシの話をじっくり聞いてくれたました。

その後、しばらく何かを考え込んでいた

タクがゆっくりと始めました。

「マサと俺は幼なじみなんだ・・・」

2003/11/19(水) おやゆび姫10
長老マサのところで、三日三晩働かされて

くたくたになって帰ってきた、つよぽんの

家に、ゴロから手紙が来ていました。

「ハァーイ、ツヨチィ元気かい?今日は
いい報告だよん。君の友達の泣き虫おやゆ
び姫のことだけど・・クスクス
どうやら、長老マサのことをよく知ってい
る人物が、海辺の町にいるらしいよ・・。
その人の名前はタク。
行ってみたらどうだい?じゃぁねぇ〜」

「ふざけた手紙だなぁ、このゴロって人」

「優しい子なんだよ。今頃ちびまる子
ちゃんの、花輪くんにはまっているからね。
でも、行ってみようか?海辺の町へ」

ツヨシがにっこり笑って言いました。

2003/11/18(火) おやゆび姫9
今日は4コマまんが風

11月絵日記の続き


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