|
2003/11/30(日)
おやゆび姫18
|
|
|
部屋に陽が差して、ツヨシが目を
覚ますとタクはもう起きていました。
「タクさん、具合良くなったの?」
「ああ・・有難うな・・この薬草は?」
タクが手に昨日マサから貰って来た
薬草を持っています。
「あ、それねマサさんがくれたんだ 毒消しの薬草だって・・ちょっと臭 いけど・・良く効いたね」
ツヨシは嬉しくなりました。おやゆび
慎吾も起きだして、薬草に見入ってい
ます。「これは・・マサの生まれた花だ」
タクがポツリと言いました。
ツヨシとおやゆび慎吾は顔を見合わせ
ました。「ええっー」
「この花が原因だったんだ・・・」
タクは昔のことを思い出したようです。
この花は「どくだみ」日陰でひっそり
と咲く花・・。
|
|
|
|