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2005/01/28(金)
国公立大学出願に際し思うこと
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5限後、会議室&小会議室で国公立大学の出願がありました。学年の先生方が総出で一人ひとりの願書(前後期)をチェックし、郵便局の人まで呼んで学校で出願できる、というシステム...本校らしいですね。こんな学校他にあるのでしょうか。きめ細かい指導、というか、甘やかしすぎ、というか。そこまでするか、みたいな。普通の学校なら、担任が提出書類を確認するぐらいはやるでしょうが、後は調査書渡して「出して来い」でしょう。わざわざ郵便局の人に来てもらう学校はウチぐらいでは?わかりませんが。
「甘やかしすぎ」で思い出しました。こんなことを言うとしかられそうですね。あらかじめ謝っておきます。受験に同伴される保護者の方の多いこと。びっくりしました。今の時代、みなさんそうされるのでしょうか。自分たちの時代では考えられないことです。自分だったら、親がついてきたらかえって集中できないような気がするのですが...。外国へ行くのならまだしも、日本国内なら、一人旅でも全く問題ないと思いますよ。困ったことがあったらその辺の人に聞けばいいわけだし、今は「携帯」という便利なものもあるし。むしろ来るべき大学生活に備えて、今のうちから少しずつ「自分のことは自分でやる」という練習をやっておいた方がいいのでは?「かわいい子には旅を」です。
これからは、それこそ「生きる力」を身につけさせる教育を学校・家庭・社会が一体となって行っていくシステムを構築していかなければならないと思うのは私だけでしょうか。ぬるま湯の中にいつまでも浸かっていては、厳しい世の中で生き残っていくことはできないと思います。時には思い切って突き放す勇気も必要なのでは? これは自分自身の反省でもあります。例えばSTで聞いていなかった人のために何度も同じことを繰り返しているようではダメなのです。
「1回目は聞いていなくても、担任は何度も同じことを繰り返してくれる」
というぬるま湯状態を作っていることになるからです。しっかり状況判断ができ、集中すべきところで集中し、やるべきことをもらさずやれる人材を育成することが大切だと思います。 その点、大学はシビアです。高校のように、手取り足取り指導してはくれません。やる気のない人、注意力のない人は全く無視、です。受講している講座の担当先生は、「あなた、単位数が足りないから、授業にしっかり出なさい」などとは言ってくれませんよ。足りなければ、学年末に「不可」(=不認定)という成績が出て、次年度にもう一度「再履修」ということになるだけです。まして社会に出たら、もっと厳しいですよ。なんか、「クラス日誌」に書く内容ではなくなってきましたね。 (明日の日誌に続く)
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