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2005/11/30(水)
国会議員は無能か?
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昨日、構造計算書偽造問題に関して、国会で参考人質問が行われた。 その際、イー・ホームズ社長の『偽造を見抜く事は非常に困難』の発言に対し野次を飛ばしている国会議員が居た。 野次の内容は『偽造も見抜けないのなら、審査業務を行うな』というものだった。 はっきり言ってこの国会議員は無能である。 通常審査は3週間という期間内で、数件の物件を同時進行しなければならない。 さらに、数百から千ページになろうかという書類の中から、本来あるべきはずの無い 悪意を持って改ざんされた部分を見つけ出す事はほぼ不可能だろう。
偽造が発覚した書類は安易な差し替えによるものだったからであり、 プログラム自体を操作するなど、より巧妙に偽造を行えば発見はほぼ不可能になる。
議員として参考人招致の場に同席するのであれば最低限の知識を頭に入れておくのは当然であり、 そうでなければその行為自体が無意味なものになる。 国会には様々な委員会が組織されているが、そのほとんどで これと似た状況に陥っているのではないだろうか。 スペシャリストになれとは言わないが、自分の担当する委員会の 最低限の知識も入れられない人間であれば、国会議員になるべきではない。
by克由紀
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