素晴らしき冒険
重い画像だらけなので
ナローバンドの方にはきついかも…。
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2004/03/09(火) ある日の会話16(シナリオではありません)
ある日のぽかぽか天気の午後・・・。

キーミ「今年は桜の開花が早いそうですね。」

ミユ 「はい。
    …でも、最近ちょっとだけ寒いですよね…。」


スゥイ「キーミさん、キーミさん!
    テレグちゃんも入った事だしね、
    歓迎会を兼ねて、皆でぱ〜っとお花見でも行かない?
    ね、ね?」


キーミ「お花見ですか・・・。」

キーミは眼鏡を取り出し、帳面と睨めっこを始めた…。

キーミ「・・・そう、ですね。
    お花見程度なら出来なくもないかな?
    でも、席を取ったり大変ですよ?」


ラッシ「兄さん。
    そう言う時の為のクニンやないんか?」


クニン「えええっ!?」

スゥイ「ほらほら我侭言わないんだね!
    なべちゃんも時に自分の存在価値って考えるでしょ?」


クニン「そ、そうか・・・!」

ミユ (…騙されてる。)

キーミ「それじゃあ、場所は・・・。」

と、その時。
2階から元気のなさそうなエミリーが降りてきた。

スゥイ「エミリーちゃん。
    最近元気がないんだね、どうかした?」


エミリ「別に・・・。」

ラッシ「…ワレ、最近ユタとも
    一緒におらんやん?
    ・・・ケンカでもしたんちゃうか?」


エミリ「・・・ううん、違うの。
    けんかはしていないの。
    でもね、春は・・・わたし達を裂く、悪魔の季節。」


ミユ 「な、何言ってんの???」

一同がポカンとしていると
2階より慌しい足音でユタが降りてきた・・・。

ユタ 「おい、エミリー!
    ぅ〜…へくしょん!!!
    …畜生。」


スゥイ「ユタ坊、
    …鳥インフルエンザか?」


ユタ 「違います・・・。」

しかしユタの目は涙目になり真っ赤にはれ、
さらには目ヤニが溜まっている。
そして鼻には留まる事がない、
透明の水がずるずると流れていた…。
精悍ながら幼さを持つ彼独自の端正な顔は
見事に崩れていた…。

その症状を見てキーミとミユとクニンは溜息をつく。

キーミ「悪魔の季節、なるほど。
    …そうか、その季節か。」


ラッシ「・・・え?」

エミリ「寄るな、ばい菌!!」

ユタ 「お前、普段はくっついてくるくせに
    なんだよ、人が困っている時はばい菌扱いか?
    ・・・ってか俺はばい菌じゃ、は、は・・・
    ハクション!・・・バカ野郎。」


エミリ「あ〜、汚い!!
    もう…いやあああああああっ!!
    わたしはユタがイケメンで綺麗だから付き合ってるの!
    こんな汚くてオヤジみたいなユタなんて大嫌い!!
    花粉症の季節だけわたしに近づかないで!
    キスもエッチも厳禁よ!!」


ユタ 「ふざけるな!!
    普通、動物の盛りは春だろうが!!!
    春に限ってセックスを拒むなんてひどす…
    ふあっくしょん!!!・・・う〜。」


エミリ「人間は動物じゃないわよ!!
    それとも何、あなたは動物なの?
    …少なからず人間のエッチって子孫を残す事より、
    男女の愛を深くするものでしょ!!!」


ユタ 「俺は春生まれだから春のほうが精力が沸くんだ!!」

ユタとエミリーの低俗な会話に一同は言葉を失っていた…。

ミユ 「ここはすごく取り込んでいるから
    お花見の計画の続きは誰かの部屋にしましょう。」


スゥイ「・・・春だけ別れるか〜。
    むしろ春が来るたびあなたに会えるんじゃ・・・。」


ラッシ「…スゥイ、そのネタはやめとけ。」

                     ある日の会話16:END


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