素晴らしき冒険
重い画像だらけなので
ナローバンドの方にはきついかも…。
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2005/02/02 熊退治依頼(MI20様)
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2003/12/21(日) ★ 素晴らしき忘年会(総集編):前編 ★
★ 素晴らしき忘年会(総集編):前編 ★

イーズ「来年も良い年になるように
    皆で協力して頑張ろう。
    ――それでは、乾杯!」


全員 「乾杯!」

キーミ「…それにしても色々ありましたね。
    まさか僕達が冒険者になるなんて…。」


ユタ 「本当ですね。
    …俺は冒険者さんたちのおかげで
    何か大事なものに気付けたし…。
    その冒険者に自分がなるって不思議だ。」


クニン「ホントだよね。
    …はじめての冒険はゴブリン退治。("ゴブリンの洞窟")
    …怖かったなあ、オレ。」


ミユ 「クニン、失禁したりなんだりだったもんね。
    …今そんなことなくなった?」


クニン「失礼だなあっ!
    死に掛けたりとかなければ…、多分。」


ユタ 「…死に掛けたといえば
    神殿の魔物退治だな。("階下に潜むモノ")
    なんともあれは辛かった…。」


ミユ 「僕も。
    三途の川が見えたもんね。」


談笑する4人のテーブルにエミリーが割ってきた。

エミリ「他にどんな冒険があったんですか?
    …ユタってあんまり話してくれないんで
    すごく興味があるんで〜す♪」


キーミ「…そうですね、
    ドラゴン退治もありましたね。
    ("ドラゴンスレイヤー") 」


ユタ 「あったあった!
    先生にまさかあんなシュミがあったなんてな。」


キーミ「何言ってるんですか!
    ドラゴンほど素晴らしい生き物はいませんよっ!
    …あ、僕皆さんのところにお酒を注いできますね。」


クニン「いってらっしゃい、先生。」

キーミが席を外れた…。

ユタ 「そういやビホルダーを叩く
    ゲームもやったよな。("ビホたたき")
    マサの奴、熱くなりすぎだったなあ。」


マサ 「・・・まあ、あの時の私は
    まだまだ修行不足だったというか…。」


ミユ 「うわ、マサ君…いつのまに!?」

マサ 「私の記憶に残っているのは
    ゾンビの中を駆けて、逃げて・・・。
    厳しいと有名な領主に認められた事ですかね…。
   ("Sad in Satin")」


クニン「そんなこともあったねー。」

隣のテーブルからラッシュの声が聞こえる・・・。

ラッシ「クニン、こっちこいや。
    わしと楽しく酒でも飲もうや…。
    それともわしの酒が・・・?」


クニン「ひ、ひえええ・・・。
    それじゃオレ、あっち行ってきます!」


クニンが席を外れた…。

ヒキン「ちっちっち・・・。
    甘いな、ベイベ。
    冒険談と言えばオレと娘さんの
    あまいリューンラブストーリーだろ。
    ("娘と冒険者")」


ユタ 「・・・どこからわいて来た、こいつは。」

ヒキン「ああん?
    ・・・オレは酒の席で喧嘩するのが
    一番嫌いなんだよ!
    ・・・ねえ、エミリーちゃん?」


エミリ「きゃっ!」

ユタ 「てめえ、俺の女に・・・!!」

ヒキン「やる気か、あん?!」

・・・相変らずの乱闘が始まってしまった。

トゥモ「・・・お酒の席なのに
    相変らずなんだから、あの2人は…。
    スゥイ、幹事だからどうにかしなさい。」


スゥイ「・・・それじゃ、そろそろ
    かくし芸でもやるしかないね。」


イーズ「うむ、それがよかろう!」

キーミ「…ふふふ、クニンの芸が楽しみです。」

クニン「えっ・・・。」
   (ど、どうしよー!?)


★素晴らしき忘年会(総集編):後編に続く★

2003/12/20(土) 見えざる者の願い(groupAsk様)
…そろそろクリスマスですね。
はぁ…、一度でいいのでクリスマスに
女の子と過してみたいと思うんですが…。
世の中うまくいかないですね、ふふふ。

さて、とある貴族に「館の調査」を頼まれたのですが、
変わった魔法…姿を消す事のできる魔法なんですが
それを使える少女に話を聞かれ、
館に興味があった彼女も同行する事に。

…そうして館を見つけ、
僕たちは隈なく調査を始めた所、
既に亡霊となっていた館の主に出会いました。
彼が望む事はこの屋敷の封印。
・・・依頼が掛かっている僕たちには困ったものですが
同行しちゃった彼女がまた余計なことを…。

・・・まあ、怒っても仕方ないですし
その封印をしましたが…。

もちろん依頼人さんは肩を落とされて嘆いていました。
…それでも銀貨1000枚も報酬に出せるのですから
すごいものですよね。
しかも屋敷にあったお宝も主の許可を得て頂きましたので…。
……今回はすごい収入でした。

よし、これで今月分の家賃も払えますね。
借りもなく年を越せそうです♪

スゥイ「ええっ、忘年会資金じゃないんですか?
    折角なべちゃんが師匠のキーミさんのために
    忘年会での芸まで考えていたのにねえ?」


クニン「えっ・・・?」

クニンが僕のために・・・?
ぐすっ、それは忘年会・・・やらざる終えないですね。
切り詰めればきっとできますよ!

スゥイ「さすがはキーミさんなんだね♪」

クニン「・・・・・・。」
   (芸なんて考えてあるわけないじゃん!!
    どうせどんちゃん騒ぎがやりたいだけでしょ!
    スゥイさんのバカー!!!)


                    本日の担当:キーミ



         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★


▼ スゥイ「ニューヨークの幻なんだね。
       リトル松井風に言うと
       アイラブニューヨークなんだね!」

2003/12/19(金) 家出娘を探してください(鬼灯様)
…そもそも、
家出っつーのはしたいからするもんやろ?
なんでわしらが捜してやらなあかんのや?
しかもええ男やからついて行くなんていう
アホ女は放っておけばええねん。
まあ、報酬金が馬鹿高かった以上、
しゃあないのかもしれんがな…。

トゥモ「…全く!
    男に振り回される女なんて駄目の見本だよね。
    むしろ男に負けない女にならなきゃ駄目。
    ようし、私はそうならないように頑張るぞ!」


マサ 「………。」
   (ジャンプなんかするなよ!
    胸に目が行かないようにしている修行中なのだ!
    ああ、大きい動作をして胸が上下に揺れれば
    自然と目が…勝手に目が……!!

    ま、まずい・・・!
    いつものが・・・来る!(*´Д`) )


トゥモ「…何鼻の辺り押さえてるの、
    この、むっつり小僧!!
    あ〜、ムカツク!!
    あんたのことセクハラで訴えてやる!!」


                   本日の担当:ラッシュ


         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★

▼ むしろ"なめるなよ"の部分が彼の台詞です。

2003/12/18(木) ある日の会話6(シナリオではありません)
ユタ 「ったく…。
    クニンの奴、迷惑かけやがって…。」


今の時刻は夜10時。
昼頃に「ちょっと出かけてくる」と言ったっきり
クニンが戻ってこない。

たまたま宿にいたユタが亭主に頼まれ
捜しに行く事になった…。

ユタ 「あいつって昔から変わらねぇ。
    …思い出すな、同じ釜の飯を食ってた頃。
    今と同じクリスマス時期だったかな…。」


――――――――――――――――――――――――

――3年ほど前のクリスマスイヴ。
時間は夜9時…。

ユタ 「クニンの奴、何してんだ?
    …飯が冷めちまうよ。」


ミユ 「…本当だね。」

ユタ 「・・・先生。
    こんなにクニンが遅いんなら先に食べましょう。
    …ついでに戻ってきたら罰を与えるべきですよ。」


ミユもユタの言葉にうんうんと頷く。

キーミ「・・・・・・。
    分かりました、先に食べましょう。
    そしてクニンには罰を与えましょうか。」


そうして、11時を回った頃…。
ようやくクニンが帰って来た…。

キーミ「クニン!
    今、何時だと思っているのですか?
    クリスマスだからといって
    門限を破っていい事はないんです!」


クニン「…すいません。」

キーミ「…可哀想ですが、
    外で立っていなさい。
    よく頭を冷やしてきなさいね。」


クニン「…はい。」

クニンはとぼとぼと外へ出て行った…。

ユタ 「…あいつには可哀想だが、
    こっちの気持ちも分かれってこった。」


そうして自室へと戻ったユタ…。

ユタ 「それにしても寒いよな。
    雪でも降るのかな?」


カーテンを開けて窓の外を見る…。
どうやら雪の気配はないようだが…。

ユタ 「・・・これは?」

吊るされている靴下…。
その中には…。

ユタ 「おれが欲しがっていた…万年筆か?
    いや、違うな…これは安物だな。
    …うん、これはクリスマスカードか?

    『メリークリスマス、ユタ。
     お金がないから
     似た様なものしか買えなかった。
     良かったら使ってね。

               クニンより』

    ・・・クニン!
    おれはなんて事を…!!」


ユタはぎゅっとそれを抱きしめる。

ミユ 「ねえ、ユタ…!!」

右手に推理小説を持ったミユがひょっこり顔を出す…。

ユタ 「ミユもか…。
    …おれ、クニンに礼を言って来る。
    そしておれも外で頭冷やしてくるよ!」


ミユ 「待って、ぼくも行く!」

外へと駆け出す2人…。

キーミ「ふふふ・・・。」

全てを知っていたキーミはそんな様子を見てにこりと微笑んだ…。

――――――――――――――――――――――――――

ユタ 「・・・ったく、馬鹿野郎が。」

ユタが感傷に浸り公園を歩いていると
茂みの中から聞き覚えのある男の声がした…。

ユタ 「クニン!!」

ユタは猛ダッシュでその場へと駆けつけた…。

クニン「・・・ユタ。
    ・・・ごめん、オレ・・・。
    皆にプレゼント買おうと思ったのに…、
    チンピラの集団に金、殆ど取られちゃったよ…。
    しかも服まで…。」


ユタ 「なに、素っ裸か?」

クニンはこくりと頷いた…。

ユタ 「…情けねえ奴。
    とりあえず俺のコートでも羽織って帰るぞ。
    …お前にはちょっと小さいが
    大事な部分ぐらいは隠れるだろうからな…。」


こうして2人は並んでファレノプシスへと帰っていく…。

ユタ 「・・・お前、レベル10だろ。
    相変らず情けねえ奴・・・。
    …それにおめぇはそうやってプレゼント買ったり
    人の言いなりにすぐなるからなめられるんだよ。
    ・・・まあ、俺は逆だから好かれんが。」


クニン「・・・だって。」

ユタ 「だってもクソもねえよ・・・。」

ユタはそういってジャケットからあるものを取り出した…。

ユタ 「覚えているか?」

クニン「3年前の・・・。」

ユタ 「そうだ、
    既にインクは切れてるから使えないが
    ・・・その、お守りにしてるんだ。
    …ミユもあの小説いまだに読んでるんだってな。
    大事なのは品物じゃないだろ。
    …俺たちはそれをお前から教わったんだ。」


ユタはクニンの右手をぎゅっと握った。

クニン「ユタ・・・。」

ユタ 「お前はパシリ、俺は嫌われ者。
    …駄目な奴同士、仲良くやって行こうぜ…。」


クニン「うん・・・!」

                  ある日の会話6:END

2003/12/17(水) 愚者の楽園(Dr.タカミネ様)
なんとも酷い話だよね。
いい人がクズのために尽くしてやらなきゃならないなんて。
しかもそれが当然で、時にはいじめられているなんて。
酷すぎるよ。
今回ばかりは報酬なんていらない。
不浄なお金なんていらないさ!

大事なのは嫌な事は「No!」と言う勇気だよね!

ユタ 「いやっ…クニン、
    お前も少し自覚を持った方がいいよ…。」


え?

ユタ 「いや、分かってないなら…いいよ。
    それがお前のいいところだ…と俺は思う。」


え、え?
ミユ、先生…どういう意味?

ミユ 「え〜・・・と?
    ぼっ…僕は良く分からないなあ……あはは。」


キーミ「えっ・・・?
    え〜っと、あ、うん!
    クニンは優しくていい子って事ですよ。」


え、あ…そういう事なんですかぁ〜。
先生に誉められるなんて嬉しいなあ♪

日記も書き終わったし、
ラッシュさんとスゥイさんの部屋を掃除してこなきゃ♪

ユタ 「・・・・・・・・・。」
   (やっぱり真実を教えるべきだったかな・・・。)


                    本日の担当:クニン



         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★

▼ 声はラッシュだったのかも(笑

2003/12/16(火) 息子がさらわれました(妃神様)
なんと言うかストレートな貼り紙に驚いたなぁ。
まあ、分かりやすいといえば分かりやすいな。

って事で、俺たちは盗賊に誘拐された子供を助けるため
奴らのアジトへ向かった。
無事に子供を保護して、親の元まで帰し
盗賊団もしっかり壊滅。
俺たちって仕事人だなぁ、なんてつくづく思うよ。

ヒキン「そーいや、ムスコといえば…。
    最近オレもご無沙汰だよなあ…。」


マサ 「ヒキン様っ!
    そういうネタはやめてくださいよ、もう…。」


                     本日の担当:ユタ


         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★

▼ 相手は盗賊団との事でしたので、
   こちらも負けじと「ファレノプシスの漢」を揃えました。
   皆、目つきが鋭いタイプだと思いませんか?
   ・・・え、6番目?
   あ、それは多分パシリで拉致(笑

2003/12/15(月) 「過去へそして・・・」「グランの末裔」(ともにGIFU様)
「過去へそして・・・」

冬に雷なんてちょっと珍しいけど…。
雷に打たれた僕は10年前の過去へ連れられてしまいました。

そこで会ったのは時空魔法というものの
継承者の王女様。
その国家は今では既に潰れているのですが
最後の生き残りとなるその子を育てるために
僕は未来から呼ばれたそうです。

で、まあその子と僕の2人の生活が始まって…。
武器や魔法などを教えてあげることに。
…12歳とは言え女の子と生活するって
色々気を使ったり難しいものがあるんだなあ、なんて。
なんだか良く分からないけど…、
結婚の約束なんかしちゃったし…あはは。
冗談でも喜んでもらえるって嬉しいよね。

何ヶ月間かその子と生活していたわけだけど、
僕はやっぱり未来で生きている身なので
未来へと帰ることに…。
こうも長く一緒に生活していると、ちょっと情も沸くよね。
お別れは寂しいけど、
やっぱり僕は僕の生きる道があるから…。


――――――――――――――――――――――

「グランの末裔」

なーんて言ってるそばから
彼女がファレノプシスにやってきたわけで。
なんとも驚き…。

しかもノリで結婚させられてしまったみたい…。
どうすればいいの、ぼく・・・?

う、うえ―――――――――――――っ!?


                     本日の担当:ミユ



         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★

▼ これが問題のシーンですな。
   しかしミユとミュウって名前が言い難くないですか、互いに(笑

                             過去へそして・・・ より

2003/12/14(日) 押忍!男闘虎塾(古山シウ様)
一ヶ月…そうか、一ヶ月経ったのか…。
満を持して私は塾長と手を合わせるべく
もう一度あの門を叩いた。

あれから私もそれなりに修行を積んだ。
相手が塾長であろうとは言え、
そう簡単に負けるわけにはいかない。

しかしやはり実力は私では及ばないものがあり
敗れかけたその時、ここで出会った同僚の声で
ふと意識を取り戻した。
その後はというと…。
激闘の末なんとか勝利を収めた。

…私の技は殆どが剣技なのだが、
拳というものも悪くないな、うん。

                    本日の担当:マサ


★ 素晴らしき一枚は今日はお休みです。

ご連絡・・・

この日記は私が面倒臭がりの性格なので
11/10の日記をいじって更新いたしました。
…そうしたら11/10の日記が消えるというハプニングが。。。
…ログとかとっていないので同じ日記になるとはいえませんが
後にもう一度似た様な内容のものを更新させていただきます。

2003/12/13(土) ゴブリンのリベンヂ(ガンコ−・ヨー様)
12月も半ばに差し掛かり、
ずいぶん寒くなったと思う今日この頃です。
そんな今日、亭主が誘拐されました。
…ゴブリンに。

助けに行こうか行かまいか。
娘さんの熱意に負けて結局助けに行ったんですが…。

結局亭主は見つからず終い。
後、帰って来ましたが…大怪我をなさっていました。
でも、亭主なら大丈夫・・・ですよね?

ユタ 「…親父さんよりも
    俺はクニンのゾンビハンドの方が心配だな…。」


クニン「す、好きでこんな手になったんじゃないよ。
    何でオレがいつも損な役回りなのさぁ・・・。」



                    本日の担当:キーミ



         ★ 今日の素晴らしき1枚 ★

▼ 本当にそろそろ彼の脳みそが心配になってきました(笑

2003/12/12(金) ある日の会話5(シナリオではありません)
クニン「えーっと、ここかぁ〜。」

クニンはファレノプシスの亭主に頼まれ、
裏の倉庫にある
「クリスマスツリーの飾り」を取りに来ていた。

クニン「…普段使わない倉庫にしたって、
    ちょっと酷いような気がするな。
    …クリスマスツリーを出すのって5年ぶりらしいし。」


扉を開けて、ごそごそと中を調べる事20分…。

クニン「これだ!」

クニンはクリスマスツリーの飾りを手に入れた!

クニン「よーし、今日のお仕事終わり!!
    お手伝い賃、10spゲット!」


・・・ところが。

クニン「と、扉が開かない!!」

誰かが嫌がらせをしている…?
いや、そういう雰囲気ではない…。

どうやら、あまりに古びた倉庫なので
勝手に鍵が掛かってしまったようだ…。

クニン「ふん、オレをなめるなよ。
    盗賊技能だけはファレノプシスじゃ
    誰にも負けないぜ!!」


クニンはスキル「盗賊の手」を使った!

カキーン!!

クニン「えーっ!!
    この扉"解錠"に対応してないよ!?
    地雷だ、地雷だぁぁぁぁっ!!」


クニンは内側から何度も扉を叩いた。
…しかし、人通りのない場所の倉庫なだけあり、
誰も気づくわけもなかった・・・。

クニン「開けて、誰か開けて!!
    オレをここから出して!!」


泣き叫ぶクニン。
・・・あわれな薄幸の美青年に誰も気づくわけなし。

・・・その時!

ヒキン「・・・やっぱりいいですねえ。
    その、女性的な体が・・・!」


クニン「ヒキン・・・?
    そこにいるなら助けてよ、ヒキンさん!!」


・・・だが、やはりヒキンは気付いていなかった。

キーミ「そんなっ・・・やめてください!
    お話があるっていうから・・・来たのに!
    ・・・信じられません、帰ります!!」


キーミはにげだした!
しかしまわりこまれてしまった!

ヒキン「…本当に馬鹿がつくお人よしですねえ。
    そういうところが可愛いというか…。」


クニン「せっ・・・、先生がっ!
    くそっ、先生も助けたいし・・・。
    ってゆーか…その前にオレを助けて、先生!!」


ヒキンの力に負けて押し倒されるキーミ…。

キーミ「いや――――っ!!!」

ヒキン「…叫んだところで誰も助けも来ませんよ?
    ・・・次は涙ですか? ふっ、泣くんなら泣けよ?
    オレを何度も甘く見るな!」


クニン「ヒキン―――――ッ!!」

ヒキン「……?
    だ、誰かオレを呼んだ?」


キーミ「・・・さ、さあ?」

ヒキン「まあ、気のせいか・・・。
    ・・・さて、と?」


キーミ「・・・・・・。」

キーミの体がかくかくと震えだした…。
自分の貞操はもはやこれまでなのだろうか・・・?

クニン「呼んだのはオレ!!
    オレだってば、オレ!!!」


ヒキン「・・・な、なんだ!?
    誰だ、"オレ"って・・・???」


キーミ「"オレオレ詐欺"じゃ・・・はっ!」

"謎の声"に気を取られたヒキン…。
逃げるなら今がチャンス!

キーミ「・・・ヒキンさん、喰らいなさい!
    必殺! ネコパンチ!!」


キーミはヒキンの股間に向かってネコパンチを放った!
かいしんのいちげき!

キ―――――ンとなんともいえない痛みがヒキンを襲う!

ヒキン「はうっ!」

キーミ「・・・ごめんなさい、ヒキンさん。
    僕は掘られるシュミはないんで!!」


キーミはにげだした!

クニン「あー、先生!
    ・・・行っちゃった。
    ヒキンでいいから助けてよ!!」


ヒキン「$%&’・・・。」

ヒキンは泡を吹いて気絶していた・・・。

クニン「・・・・・・。
    誰もオレがいなくなっても気にしないんだ。
    オレなんてどうせいなくてもいい存在なんだ。

    …うう、でもこんな所で死にたくないよ!」


―――5時間経過。

クニンは泣き疲れすっかり眠ってしまっていた…。
そんな倉庫の入り口には二つの影があった…。

そして・・・。

がちゃ。

スゥイ「・・・開いたんだね。」

ラッシ「・・・起きろ、ボケナス!」

クニン「ふがっ!
    ラッシュさん、スゥイさん・・・?」


ラッシ「助けたんとちゃうぞ!
    荷物持ちがいないと始まらんからな!!」


スゥイ「・・・なんて言ってるけど
    ラッシュの奴、なべちゃんの事をずっと探してたんだね。
    いや、皆総出で探してたんだね。」


ラッシ「・・・あ、アホ!
    わしは心配で探したんとちゃうわ!
    荷物持ちがいんと大変やから・・・!」


クニンの目から嬉し涙がぽろぽろこぼれる・・・。

クニン「・・・う、ううううう。」

ラッシ「なんや、ワレ!
    そんなにわしの荷物を持つのが嫌か!
    また閉じ込めるぞ!!」


クニン「・・・いいえ。
    早速荷物を持ちましょう、
    いえ持たせてください!!」


スゥイ「・・・・・・♪」

ラッシ「よし、ほら行くぞ!」

クニン「はい!」

                  ある日の会話5:END

12月絵日記の続き


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