素晴らしき冒険
重い画像だらけなので
ナローバンドの方にはきついかも…。
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2003/12/12(金) ある日の会話5(シナリオではありません)
クニン「えーっと、ここかぁ〜。」

クニンはファレノプシスの亭主に頼まれ、
裏の倉庫にある
「クリスマスツリーの飾り」を取りに来ていた。

クニン「…普段使わない倉庫にしたって、
    ちょっと酷いような気がするな。
    …クリスマスツリーを出すのって5年ぶりらしいし。」


扉を開けて、ごそごそと中を調べる事20分…。

クニン「これだ!」

クニンはクリスマスツリーの飾りを手に入れた!

クニン「よーし、今日のお仕事終わり!!
    お手伝い賃、10spゲット!」


・・・ところが。

クニン「と、扉が開かない!!」

誰かが嫌がらせをしている…?
いや、そういう雰囲気ではない…。

どうやら、あまりに古びた倉庫なので
勝手に鍵が掛かってしまったようだ…。

クニン「ふん、オレをなめるなよ。
    盗賊技能だけはファレノプシスじゃ
    誰にも負けないぜ!!」


クニンはスキル「盗賊の手」を使った!

カキーン!!

クニン「えーっ!!
    この扉"解錠"に対応してないよ!?
    地雷だ、地雷だぁぁぁぁっ!!」


クニンは内側から何度も扉を叩いた。
…しかし、人通りのない場所の倉庫なだけあり、
誰も気づくわけもなかった・・・。

クニン「開けて、誰か開けて!!
    オレをここから出して!!」


泣き叫ぶクニン。
・・・あわれな薄幸の美青年に誰も気づくわけなし。

・・・その時!

ヒキン「・・・やっぱりいいですねえ。
    その、女性的な体が・・・!」


クニン「ヒキン・・・?
    そこにいるなら助けてよ、ヒキンさん!!」


・・・だが、やはりヒキンは気付いていなかった。

キーミ「そんなっ・・・やめてください!
    お話があるっていうから・・・来たのに!
    ・・・信じられません、帰ります!!」


キーミはにげだした!
しかしまわりこまれてしまった!

ヒキン「…本当に馬鹿がつくお人よしですねえ。
    そういうところが可愛いというか…。」


クニン「せっ・・・、先生がっ!
    くそっ、先生も助けたいし・・・。
    ってゆーか…その前にオレを助けて、先生!!」


ヒキンの力に負けて押し倒されるキーミ…。

キーミ「いや――――っ!!!」

ヒキン「…叫んだところで誰も助けも来ませんよ?
    ・・・次は涙ですか? ふっ、泣くんなら泣けよ?
    オレを何度も甘く見るな!」


クニン「ヒキン―――――ッ!!」

ヒキン「……?
    だ、誰かオレを呼んだ?」


キーミ「・・・さ、さあ?」

ヒキン「まあ、気のせいか・・・。
    ・・・さて、と?」


キーミ「・・・・・・。」

キーミの体がかくかくと震えだした…。
自分の貞操はもはやこれまでなのだろうか・・・?

クニン「呼んだのはオレ!!
    オレだってば、オレ!!!」


ヒキン「・・・な、なんだ!?
    誰だ、"オレ"って・・・???」


キーミ「"オレオレ詐欺"じゃ・・・はっ!」

"謎の声"に気を取られたヒキン…。
逃げるなら今がチャンス!

キーミ「・・・ヒキンさん、喰らいなさい!
    必殺! ネコパンチ!!」


キーミはヒキンの股間に向かってネコパンチを放った!
かいしんのいちげき!

キ―――――ンとなんともいえない痛みがヒキンを襲う!

ヒキン「はうっ!」

キーミ「・・・ごめんなさい、ヒキンさん。
    僕は掘られるシュミはないんで!!」


キーミはにげだした!

クニン「あー、先生!
    ・・・行っちゃった。
    ヒキンでいいから助けてよ!!」


ヒキン「$%&’・・・。」

ヒキンは泡を吹いて気絶していた・・・。

クニン「・・・・・・。
    誰もオレがいなくなっても気にしないんだ。
    オレなんてどうせいなくてもいい存在なんだ。

    …うう、でもこんな所で死にたくないよ!」


―――5時間経過。

クニンは泣き疲れすっかり眠ってしまっていた…。
そんな倉庫の入り口には二つの影があった…。

そして・・・。

がちゃ。

スゥイ「・・・開いたんだね。」

ラッシ「・・・起きろ、ボケナス!」

クニン「ふがっ!
    ラッシュさん、スゥイさん・・・?」


ラッシ「助けたんとちゃうぞ!
    荷物持ちがいないと始まらんからな!!」


スゥイ「・・・なんて言ってるけど
    ラッシュの奴、なべちゃんの事をずっと探してたんだね。
    いや、皆総出で探してたんだね。」


ラッシ「・・・あ、アホ!
    わしは心配で探したんとちゃうわ!
    荷物持ちがいんと大変やから・・・!」


クニンの目から嬉し涙がぽろぽろこぼれる・・・。

クニン「・・・う、ううううう。」

ラッシ「なんや、ワレ!
    そんなにわしの荷物を持つのが嫌か!
    また閉じ込めるぞ!!」


クニン「・・・いいえ。
    早速荷物を持ちましょう、
    いえ持たせてください!!」


スゥイ「・・・・・・♪」

ラッシ「よし、ほら行くぞ!」

クニン「はい!」

                  ある日の会話5:END


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