きまぐれ戯言日記
生存確認用(笑)日記です。
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2005/09/24(土) .

白紙なのは「裏日記」ということで。
チュンのページにUPしたくない、という類のをちょこっと書くだけにした。ひとりごとです。

さて……
9月の休日は夏のクールダウン?のように、友達との遊ぶ約束を中心に予定を入れていた。
しばらく会っていなかった友達たちに、とても会いたかったし、遊んではしゃぎたかったし、たまには引きこもって、休息もしたかったし……。

私のばあちゃんは90歳。今は、普通なかなかはいれない特老に、幸運にもはいれて、今そこにいる。
介護のプロに任せて、私は週に1度くらいの割で、会いに行っておやつを差し入れる。家から自転車で行けるし。

でも、この9月の予定の所為で、このところ週1が隔週くらいになっていた。いつでも会えるから……という思いが、ま、いっか今度で。となっていたわけ。

今日は、会いに行った。
痴呆もあって、耳もほとんど聞こえないけど、まだなんとか私のことは認識している。孫、というより、いつもそばにいた身内、としてだと思う。
いつものようにおやつをあげて、ちょっと肩もんだりしたら、喜んでくれた。

帰り際はいつも握手。強く握り返してくる。
「また 来るからね」
「気ぃつけて行きや。おおきに。おおきに」
今日は ”わても一緒に帰る”とは言わず、「じゃあね」と私も帰るはず、だった。なのに……。
「じゃ、またね。また来るね」と私が言うと、ばあちゃんは
「また 独りになるなぁ」とぼそり。
「でもしょうがないわなあ」と独り言で自分に納得させていた。

”また 独りになる”

その言葉が胸に刺さった。
施設では沢山の人達がいるけど、痴呆の所為もあるし、きっと、孤独だったんだ。
そう思うと、可哀想で……。
すると
ばあちゃんは、私の手を両手で包んで、拝むようにして、涙ぐんだ。
「そんなことしたら、切ないやんかあ〜」
私は笑いながら涙が出た。隠すようにまた笑う。
感謝と淋しさの混じったばあちゃんの涙。
向かいのテーブルのおばあさんが、つられて泣き出してしまった。
その人には娘さんがいるらしい。

見かねた職員さんが、ばあちゃんを慰めに来てくれて、私はあとを任せてエレベーターを降りていった。

”また 独りになる”
その言葉が離れない。
私は自転車をこぎながら、それから家でも、泣いて泣いて泣いた。

もともと ばあちゃん子の私は、
離れて暮らすことが、少しは、子離れならぬばあちゃん離れになったと思っていたのに。
(どのみち現実として車椅子状態だし、私は働いているし、自宅介護は無理だからこの状況になんだけど)

”依存”の鎖はまだ私に巻きついたままだ。

いつか。
その時が来たら、私は生きていけるのか?
他人から見たら馬鹿げているだろうことを、私は本気で思っている。
それは子供の頃からずっと思ってきたこと。

今出来るのは、時間のある時に会いに行く事ぐらい。
会える時には極力、会いに行くようにしよう。
その日が 来るまで。


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