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2004/12/08(水)
蔓梅擬=ツルウメモドキ
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蔓 梅 擬 = ツル ウメ モドキ
私は とおさんちのプランターで 細々と生かされている 蔓梅擬です もう 随分前に 鳥さんが とおさんちまで 運んでくれました ところが とおさんは 「この蔓草 ウザイ」 とばかりに 伸びると切られ 伸びると切られ ほとんど実を結ぶ暇が ありませんでした 家を建て替える時も 私はとうとう リボンを結んで貰えなかったんです
えっ? 何のリボンかって? よくぞ お尋ねくださいました
建て替えの時 庭の隅に移して残しておく植物の 目印に結んだリボンです でも 優しいかあさんが 内緒で 私の苗を とっといてくれました ところが今日 とおさんは シャァシャァとして かあさん言ったんですよ 「こいつは あの蔓草だろう? 今まで実がならなかったね」 「いいえ 少しはなっていましたよ でも あなたが切ってしまうから・・・」 「そうか・・・・・・分かった これからは 少し伸ばしてやろう」 ウン? なんか とおさんの声 小さくない?
「とおさん 私の名前は 随分と凝った感じだけど どうしてなの?」 「お前さんに 似た実をつける落葉低木で ウメモドキという名前の木が あるんだよ その木は 葉が梅に似ているので 梅擬=ウメモドキ と名前が付けられているの その ウメモドキに お前さんが似てて 蔓性だから 今度は蔓梅擬と付けられたんだよ しかし 確かに ややこしい名前だねぇ・・・・・・ウメモドキは モチノキ科の モチノキ属」
「お前さんの名前は いつものように なずなさんに教えていただきましたよ」 「なずなさぁ〜ん いつもとおさんを 叱ってくれて ありがとぉ〜〜♪」 「コラコラ 叱られていませんよ なずなさんには 教えて戴いてるだけです」
学名は “Celastrus orbiculatus”
ニシキギ科の ツルウメモドキ属
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