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2004/04/17(土)
アイデン&ティティ
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バンドの先輩に誘われて久し振りに東映劇場に映画を見に行った。 みうらじゅん原作「アイデン&ティティ」。 先輩の「おまえの好きなディランの曲が挿入歌だから見に行こう」と簡素な誘いに応じた。 率直な感想。 ここ数年見た映画の中で最も 心に響いた映画だった。ホント! 青春バンド映画である。 メンバーは「売れる歌」と「ほんとうに歌いたい歌」の狭間で苦悩する。そこへ主人公の前にロックの神様“ディラン”の幻影?が現れる。やりたい事を続ける難しさに直面した主人公に 目頭が熱くなったよ。 筋はともかく・・・屈折することなく真っ直ぐな青春が私と先輩のソウルを揺り動かしたのは確か。 全編に散りばめられたディランの詩。それがまた良い! ディランの曲自体はエンディングで流れただけなのだが エンディングスクロールの間 誰も席を立つ者が居なかった。見に来たお客さんも最後まで「ライクアローリングストーン」を聞いていたかったのだろう。 主題歌は主人公である中島(峯田和伸)の歌う「大人の悩みに子供の涙」。この映画と同じく ストレートで不器用だが心に染み入る歌だ。 私の中では「青春デンデケデケデケ」と肩を並べる作品です。
物分りのいい大人になってしまった若者たちにこの映画を!
「生きることは哀しいよ。生きることはさわぎだよ できることは しなきゃならないことなのさ しなきゃならないことをするんだよ だからうまくできるのさ」
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