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2004/02/18(水)
解夏
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最近読んだ本 「解夏(げげ)」 さだまさし著 最近映画化された話題小説。お涙頂戴物。実は私はそれが大好きなのですわ。 主人公は ベーチェット病と言う奇病に犯され この夏が終わる頃に視力を失う宣告を受ける。 解夏(げげ)とは、禅宗の世界の言葉で「行の終わり」の事。 失明の宣告を受けた主人公の恐怖と不安の数ヶ月が「行」であり、完全に失明した時が痛みも苦しみも無くなる「解夏」。 主人公の産まれ故郷、長崎の情景描写も素晴らしく、大変良く出来た話しです。 さだまさしの歌は繊細過ぎて ロック少年だった私にとって対極のシンガーでした。 しかし 小説家としての彼の繊細さは 素晴らしいものが御座いました。 解夏は 短編中篇の4話で構成されています。 どの話しも 結構感動しちゃいましたねぇ。 人生に少し疲れを感じてる方、また勇気を求めてる方が 元気を取り戻せる1冊。 ちょっと誉めすぎ・・
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