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2009/07/25(土)
NHKアーカイブス
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もうすこしで8月だもんね。ゆっくりとした休日を過ごしながら、何となくついていたテレビで、泣いてしまった。
野坂昭如戦争童話集 忘れてはイケナイ物語り「凧になったお母さん」
空襲で火の海に取り残された5歳のボクとお母さんが逃げたところは、公園の砂場。砂は抜かれていて、気の枠だけになっていたところには、火が入ってこない。2人はそこに取り残された。 燃え盛る炎に体も水分が抜ける。母は、胸元に溜りくる汗を僕の顔にローションみたい塗りたくる。そして、しまいには、母の毛穴から血が吹き出して、その血でボクを守る。 壮絶な地獄絵図。 火が消えたとき、母は天に昇っていく。
戦争の苦しみは、ずっとずっと伝えていかなければいけない。 子ども達にこれを見て欲しいな。 「キモイ」なんて、言わせたくない。 自分達の置かれている幸せが、多くの犠牲者の上にたっていることを味わってもらいたいな。
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