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2006/09/02(土)
やわらかい生活
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優子(寺島しのぶ)は、元は一流会社の総合職でバリバリと働いていた女性。しかし、両親が死に、親友が死に、うつの症状が酷くなっていった。 周囲には、大切な人の死を阪神淡路大震災で亡くなっただとか、地下鉄サリンや9・11の貿易センター爆破テロなどで亡くなったと嘘をついてばかり。 そんな中、痴漢(田口トモロヲ)と出会い系サイト経由で知り合い、蒲田へ移り住む。そこでひょんな事から、元同級生でEDの都議会議員をめざす本間(松岡俊介)やうつ病のヤクザ(妻夫木聡)に会ったり、いとこの祥一(豊川悦司)が田舎から車でやってきたりと、気がつけば優子の周囲にはな男たちが集まってきていた。
様々な男たちとの出会いが続く展開。そこで、メインである祥一との関係を描くシーンにはなんともいえない温かみが感じられた。人間の内面、強さと弱さ、そして、気持ちに素直に向き合う自然体な感じが実に素敵だった。
私も、毎晩眠れないときがあった。 辛くて悲しくて、仕方ないときがあった。運命をのろったりもした。 あの時、緩んだからこそ(映画ほどあんなにすごくじゃないけどね。笑)今、楽に過ごせているような気がする。
難しい映画だったけど、よかったなぁ。
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