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2004/01/10(土)
オルガン・オーケストラ
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プログラム:
第1部 ・ホルンのように -「水上の音楽」より (G.F.ヘンデル 作曲) ・童話「ふしぎなオルガン」 (R.レアンダー 著作) 挿入曲 1. アダージョ (T.アルビノーニ 作曲) 2. 結婚行進曲 -「真夏の夜の夢」より (F.メンデルスゾーン 作曲) 3. 家路 -「交響曲 "新世界より"」から (A.ドヴォルザーク 作曲) 4. 弦楽器のためのアダージョ (S.バーバー 作曲) ・フィンランディア (J.シベリウス 作曲)
第2部 ・イン・ザ・ムード (G.ミラー 作曲) ・リベルタンゴ (A.ピアソラ 作曲) ・シシリエンヌ (G.フォーレ 作曲) ・ボレロ (M.ラヴェル 作曲)
昨年12月23日、錦糸町読売文化センターで催された「オルガンを聴こう!オルガンの不思議」講座の続きで、すみだトリフォニーホールに崎山裕子さんのオルガン・コンサートを聴いてきました。 プログラムは上記の通り2部構成で、いずれも誰でも聞いたことのある曲をパイプオルガンで演奏されました。
パイプオルガンは大好きな楽器の一つですが、バッハなどのオルガン用に作曲された楽曲の演奏は聞いたことがありますが、これほど(クラシック界で)ポピュラーな曲の演奏を聴いたのは初めてで、貴重な体験でした。 すみだトリフォニーホールに設備されているパイプオルガンはドイツ、イェームリッヒ社製で、66ストップの音色を持っているそうです。4735本のパイプから発せられる音質は重厚で、可能であれば本当に欲しい音色(特に低音)でした。 実際にすみだトリフォニーホールのパイプオルガンで演奏を聴くのは初めてでしたが、想像通り、とても素敵でした。
上記の通り、第1部は標準的なクラシックの(パイプオルガンの独奏は珍しいと思われる)曲が続き、童話「ふしぎなオルガン」では門田恭子さんの朗読(話の内容に危うく涙がこぼれそうになりました ^_^;)の挿入曲として演奏が入るなど、とても素敵な構成でした。 第2部は比較的近代のダンス曲で構成されていましたが、パイプオルガンは平たく言えば管楽器のお化けみたいな楽器なので違和感なく素直に楽しむことができました(勿論、演奏は大変なハズですが、演奏者の腕が良いのでしょう)。 イン・ザ・ムードでは渋澤久美さんとの連弾演奏の背後でミラーボールが回ったり、ボレロでは渋澤久美さんとの連弾と佐藤秀嗣さんのドラムとの共演があったり…
主演の崎山裕子さんも話上手で、笑い、どよめき(笑)の多い、とても楽しいコンサートでした。 今回は第1回目ということで今年の夏頃に第2回目が催されるようですが、次回も是非観に行きたいです。
そうそう、コンサートには直接関係ないですが… すみだトリフォニーホールは結構大きなホールで3階席(通常の5階くらいの大きさ)まであり、2階、3階のステージ脇に近いサイド部分は視野確保のために席が一つずつ斜めに配置されています。 今回のコンサートでは、この3階サイド席に初めて座りました。 ホール壁面は二重に構造で、ドアの前に壁を隔てて内側と外側に狭い通路(階段)があり…まるで海外の伝統的なホールのVIP席(勿論見たことはないので、知りませんが… ^_^;)に座ったようで、気分は最高でした。
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