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2004/08/21(土)
「白夜行」 東野圭吾作
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昨日は宮崎に電子カルテの勉強会に行っていました。片道3時間のJRの中で何して過ごすか? 今回は東野圭吾という人の「白夜行」という小説を片手に乗り込みました。 行きは寝てたりのんびりしていて、手をつけてなかったのですが、 帰りに読み始めて止まらなくなり、結局朝までかかって850ページ、読み上げてしまいました。 疲れた〜〜
本の内容も凄まじかったけれど、主人公の美しいんだけど暗い過去がある女性、 なんと猫にたとえられているではありませんか。この表現が面白かったのでちょっと紹介しますね。 (集英社文庫、東野圭吾「白夜行」p580より引用) 「赤ん坊の時に拾った猫というのは、物心ついた時からずっと家の中にいて 人間の庇護の下で暮らしているわけだから、人間に対してあまり警戒心を持っておらず 無邪気で甘えん坊です。ところがある程度大きくなってから拾った猫というのは、 なついているようでいても、実は警戒心を百パーセント解いてはいないのです。 餌をくれているからとりあえず一緒に生活してはいるが、決して油断をしてはならないー ーそんな風に自分を言いきかせているようなふしがあります。」 ーーーー(中略)ーーーーー 「その特性が逆に魅力になっている場合もある。」 「おっしゃるとおりです。だから女は恐ろしい。」
なーーるほど、このたとえは素晴らしいな、猫に申し訳ないけどと思いました。 また自分は今まで女性を見る眼があったのかな?と自問したり。。。 そーいう素敵な一夜?を過ごしたわけで。。。
電子カルテの講演会もよかったのですが、まだお試し版しか持っていないので 「早く本契約しよう。」と思ったくらいでした。
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