日記帳
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2004/07/31(土) 大分医療センターライブ、無事終わりました。
30日の講演、31日のライブはお陰様で台風のさなか、
無事終了することができました。
落合先生、角辻先生お疲れさまでした。
台風で加藤先生が急遽来れなくなるという事態が発生し、
どうなることかとはらはらしておりましたが、
お二人とも快くお引き受けいただき、お二人の先生の優しさが深く身にしみました。
無事ライブを終えることができたのも先生方のお陰です。

まさに「嵐の大分ライブ!」というか、全ては台風のせいで
参加された先生方も帰りの日程の調整で気が気でなかったようです。
会の途中で「台風高知上陸!」とか「高速50km規制」とか「大分空港の全便運休!」とか
次々に嫌な情報が入ってきて、症例、オペレータ、コメンテータ、レクチャーも
次から次の差し替えで、ライブ会場本部は右往左往の嵐のような状況でした。
終わる頃には最初に企画したプログラムは全く原型をとどめておりませんでした。
これも終わってみれば笑い話です。

台風も逆送してきましたが、神様からの「逆責めをせよ。」という思し召しなのか?
落合先生、角辻先生、慢性完全閉塞病変の逆責めも見せていただきました。
角辻先生の最後の症例は昨年に引き続き午後8時過ぎまでのライブ中継となりました。
最後まで残っていらっしゃった大分の先生方、とてもラッキーでしたね。
血管内超音波ガイドで完全閉塞病変攻略する手法を十分堪能できましたから。
それより驚いたのは逆責め冠動脈内超音波で順行バルーンが膨らむところ
こんな場面を見るのは初めてで会場の先生方も感激でした。
角辻先生の「当日帰る」という野望は、今年もうち砕かれましたが、
おかげさまでささやかな打ち上げもできて、これがまたよかったです。
おつきあいくださりありがとうございました。

ミニレクチャーしていただいた6人の先生方、お疲れさまでした。
松村先生の切腹スライドと舛谷先生の剣山のスライドはバカ受けでしたね。
松村先生は、この日笑いをとるために、5つのネタの予行をして、
一番受けたネタを選んできたという涙ぐましい努力が笑いを呼んだのでありました。
「努力するところが間違っている!」という意見もありましたが、
この会を盛り上げるための涙ぐましい努力をしていただき、
先生の優しさ、心意気を感じました。
舛谷先生の剣山のスライドのプレゼンは、一度に3本の針をさせば
どれか血管に当たるという、新製品のアイデアがバカ受けでした。
何回針刺ししても入らない人がいるので痛い思いが一階で済むなら、
剣山もあながち笑いをとるためだけのプレゼンではないかもしれませんね。
ちょうどお金の計算をしていて、、見逃してしまいました。

いろいろありましたが嵐もさっと一日で過ぎて行きました。
こういうライブの企画運営は今回で最後となりますが、
来年は大分ライブとして、大分のよりよいPCIを目指される先生方の手で
更に素晴らしいライブを作って行かれることと期待しております。
皆さん、どうもありがとうございました。

2004/07/30(金) まずは前夜祭終了。
今日はライブの前夜祭で、講演会とその後の懇親会が無事終了しました。
このライブは遠方から偉い先生方がたくさん来られ、総予算も200万円以上の事業となります。

今日は素晴らしい講演と懇親会で、来られた皆さんも楽しんで
いただけたんではないかと思います。
懇親会の参加者は54名の大所帯でした。普通こういう会では
特別講演の演者をこじんまりと囲んで高級料理というパターンが多いのですが、大人数でわいわいと県内の先生と県外の先生方が
和気あいあいできる場を作ってみました。
懇親会でも見にレクチャーもしていただくなどの趣向もあり、
来た人も得したな、と思える雰囲気があればなあと思ったりしていると、
自分は全然食べる気になれずはしゃいでいました。
それだけ緊張していたのかもしれません。
しかし終わった時、まずはほっとしました。
「最初からここまで大規模にしたら、来年からどうすればいいの?」
と来年の主役が早くも泣き言。
楽しい仲間がたくさんできて、人と人の繋がりができてどんどんいい会になるんだから頑張れ、と言いました。

さて明日のライブが本番。うまくいってくれればいいけど、
不安ですが、ここまで来るともうなんとでもなれといった感じですね。
あと一日だ。明日名古屋から来られる先生がいます。
台風で来れなかったらどうしよう。
もうそんなことどうでもいいや。
考えても仕方ないから、何とかなるって。

2004/07/27(火) 絵画における著作権問題について
イタリアのウフィツィ美術館の絵画の写真を撮れなかったので、ウエブギャラリーの写真をお借りして美術館の絵を紹介しようと思ったけど、
著作権の問題が頭から離れず、悩んだあげく。
ウエブギャラリーの絵画にリンクを貼っているサイトの方にメールで質問しました。
そしたら丁寧なお返事が来ました。
「Arts at Dorian」というサイトに著作権のことが詳しく載っているので
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/L/Lists/Useage.htm
参考にしてくださいとのことでした。

早速見てみると
1)基本的には絵画に関しては、作者の死後、50年を経たものについては、
  著作権は無くなります。人類共通の財産となります。
2)美術館が使用料を取るのは「所有権」に由来します。
  画集を出したり撮影の許可を取ったり使用料を徴収されるのは
所有権が働いているからです。
3)誰かが撮影した絵画の写真に関しても、「創作性がない」という理由で、著作権は発生しません。
4)絵の本から写真をスキャナーなどで取り込んでホームページに載せても
  著作権が無くなった絵画に関してだけは、たとえ、出版元といえど、なんの権利も発生しないのです。
5)他のホームページの写真を無断でダウンロードしても著作権がなくなっているものであれば自由です。
6)海外サイトは殆どが個人使用は認められています。
  できれば礼儀としてEメールで了解を得るのが良いと思いますが、
  絶対条件ではありません。
7)個人のホームページに使う場合は、画像のそばに、Courtesy ofサイト名を付け加えて、
リンクを張ってください。(これも礼儀として)

何だか肩の荷がおりたような・・・やった〜という感じ。

2004/07/24(土) PCIライブin Oita
先程東京から戻って参りました。
TOPICという心臓の血管を風船で広げる治療の(PCIと呼んでます。)
ライブに参加してきました。
ライブの話は何回か書いたことがありますが、
治療の実況中継をしながら治療戦略について
みんなで討論しながら進めていく会です。
来週うちの病院でも開催するので、
同じような会の視察というところです。
規模が全然違うけど、うちの病院のライブも結構
素晴らしい人を集めているのでいい会ができそうです。
僕はプロモーターみたいなもので金集め人集めが仕事です。
このライブが終わったらやっと夏休みというか
気持ち的にちょっとのんびりできます。
さあ今からパンフレット作って〜っと。がんばろー。

2004/07/23(金) D坂殺人事件
皆さんは「D坂殺人事件」という小説を知っているでしょうか?
この本を読んだもう20年前、これがどこかなんて
全く疑問にも思わなかった。
***************************************
東京ではねんねこ家さんに生まれた子猫ちゃん達に会いたくて
7月22日(木)の午後東京に着くや谷中に行って来たのですが、
え〜っ木曜日は休みだって!金土日の3日間のみ営業って?
そんなの聞いてない!もう、このチャンスを逃したら
子猫ちゃん達もすぐに里親さん達に貰われて
もう会えないよ〜。ショックは大きい。
がっくり肩を落として、暑さでうだる中をすごすごと帰っていきました。
帰りに「乱歩」という喫茶店に入り暑さとショックから立ち直るまでのんびりしていました。
壁には「大空に 裸女千断 花火かな」乱歩
という色紙がある。本当に乱歩の俳句なの?
「店内でセックスokなれど 店内でキスはするべからず」店主
という張り紙もある。なんじゃ、これ??
この店に昨年11月4日に行った時は全然気がつかなかったんだけど、
今回この店を出て「団子坂」の標識にはっと気がついたんです。
「D坂殺人事件」と団子坂と江戸川乱歩が20年ぶりに
一つの線につながったのです。
D坂って団子坂のことなんだ。それでここに乱歩の店がある訳だ。
インターネットで調べたらやはり。
http://www.webarts.co.jp/mistery.html
しかしよ〜くみると喫茶店「乱歩」があるのは不知火通りの
地下鉄千駄木駅の東側の三崎坂で、団子坂は駅の西側でした。

2004/07/19(月) 飯塚病院のACLSに参加して
あこがれの飯塚病院のACLSにインストラクターとして参加しました。
午前中はマスクを用いた換気の指導です。1回20分を6回話しました。
マスク換気担当の3人のインストで2回ずつプレゼンしました。
同じことを6回もしているとなんか極めてきたような気がそこはかとなくしてきます。
僕は1回目の指導で「2秒かけてゆっくり」という言葉を忘れましたが、
2回目はほぼ完璧に出来、他の2人も2回目は質問の時間まで取れ、
レベルが上がったのがお互いよくわかってよかったです。
指導予定の内容はほぼ完璧に言えましたね、全員。

昼はお食事しながら各ブースごとに報告です。
「6班の○○さんはこれこれができてないのでゆっくり指導してください。」
「××の指導まで時間がまわらなかったので午後はここのところ指導をお願いいたします。」
とか申し送りを行います。これは前回当院のACLSではじめて行いましたが、とても大切な事ですね。

午後はまず受講生のお手本となる心肺蘇生のデモンストレーションがありました。
リーダー役の女性は大きな声ではっきりとチームの人に指示を出して、
手技も完璧で気持ちのよいデモでした。
パチパチ!

午後は心肺停止のいろいろなシナリオに沿って指導するシナリオステーションです。
45分くらいずつ4つのシナリオの指導がありました。
「心肺停止の人の発見から一人で蘇生をしているうちに皆が集まってチームで蘇生、
心電図モニターの波形が出てその後の治療法の宣言をするまで」
が一つ、あとは
「電気的除細動する波形だった場合」「電気的除細動してはいけない波形だった場合」
「混合シナリオ」の4つです。
僕の役目は最初チェッカー、2つ目がコンピューターのオペレーター、
3つ目がプレゼンター、最後はチェッカーでした。
プレゼンターが最初の導入、一つ一つのシナリオの導入と終わった後の振り帰りをして、
その後次の人が手技をしている間にチェッカーは
終わった人の細かいところをひとつひとつ指導していくというパターンです。

受講生6人の中に2人うまくできない人がいて、昼間もこの方達の指導は
ゆっくりしてくださいと申し送りのあった人達です。
今回のコースディレクターのO先生と同じブースでした。
彼の指導は、終わってからまず「どうでした?うまく出来ましたか?」と問いかけから始まります。
「これこれはできたけど、なになにはもう少しでした。」では相手の気持ちが落ちてしまうと。
「けど」「しかし」に続く否定的な言葉はあまりよくない。
我々が見たら全然だめに見えても、本人としては一生懸命やったのだから、
「よく頑張られましたね〜」とまずねぎらいの言葉からかける。
なるほど〜プロだなあと感心。

さあ次は自分がプレゼンのPEA/asys。
マニュアルどおり、あるいは1回目のプレゼンどおりに導入の講義をします。
第1部は診断まで・・
最初に心停止の4つの波形のお話、
即ち「電気的除細動する波形2つ」と「電気的除細動してはいけない波形2つ」
心電図がフラットに見えたときは、リードがはずれてないか、
感度を上げたり誘導を変えて隠れた波形がでてこないかの確認の話です。
我々はリード・カンド・ユードーと唱えるように指導します。
診断の話をしたところで人形を用いてリーダー、換気、心マ、
モニター役を割り振って心電図診断の場面の所だけの指導をします。
全くのフラットかのチェック、除細動の適応はないけど何か心電図波形がでていて
しかし脈が触れないという事があることの指導をします。
次にまた少し講義で波形診断がついたのちに何をするか?
気管内挿管、点滴のルート確保、薬剤投与、それから迅速な情報収集についてです。
情報収集のポイントは3つの「か」!=からだ、カルテ、かぞく
ここまで話して実技に入る。これは飯塚病院のやり方で、
僕もだいたいその通りにやりました。
今まで一気にシナリオに行っていたので戸惑う人も多かったのかもしれません。
このやり方はなかなかいいなあ。

実技とそのフィードバックはやはり不慣れな僕をO先生、
きちっとカバーしてくれました。
「どうでした〜?よく頑張られましたね〜」うまいなあ。
ここら辺のフィードバックの仕方のトレーニングをもっと
うちの病院のメンバーも皆でしなくちゃと思いました。

事前勉強会で飯塚病院に行った時、悪いデモを皆でプレゼンターになって
どう指導していくかの練習でした。
飯塚の人たちは日頃から人をやる気にさせる指導、
楽しく笑いのある指導にこだわっていろいろな工夫を凝らすことに慣れていて、
そういう所って大いに見習わなくちゃ行けないところだなあと思いました。
いつも一生懸命やっている楽しいお仲間に入れていただき
とても幸せな一日でした。ありがと〜。


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