|
2006/01/17(火)
ぬくもり
|
|
|
眠れなくて、喉が渇いて、 キミを亡くすかもしれないと怯えた晩のことを思い出した。 同じように、胸がドキドキして、 時間構わず鳴り出すかもしれない電話に怯えたことを思い出した。
でも大丈夫、トーマスはきっと帰ってくる。 そう信じていたら、キミはちゃんと帰って来てくれたよね。 一時帰宅したキミの、あの嬉しそうな顔、思い出した。 忘れちゃいけないね、忘れないよ。 一緒に頑張ってくれた先生達、K先生、ダブルT先生。 優しく声をかけてくれた、スタッフのことも。
でも、やっぱり眠れなくて、 寝室をでて、キミのためにつくった場所に座り、 深呼吸してキミの名を呼んだら、 楽しかったね、一緒の時間はあったかだったね、って思い出してね。 ちょっと楽になったのよ。
キミの冷たいハナにも、 キミのあのやわらかな毛にも、もう触れることは出来ないけれど、 キミの残してくれたぬくもりは、確かに、ここにあるよ。 半年経って、やっと気づいたよ。
ありがとう、トーマス。 明日は誕生日だね。 この世に生まれて、私達のところへやって来て、 駆け足だったけど、一緒に過ごしてくれてありがとう。 一緒にお祝いできないけれど、ママはちゃんと思っているからね。
|
|
|