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2005/02/01(火)
外来生物法
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昨年春頃から動き出し6月に公布、今年6月に施行される新法です。
おはようございます。 昨日の夕刊(俺ん家は朝日)報道一面で規制を要する37動植物の候補名が発表されました。 外来クワガタ等は要注意外来生物として公表され引き続き指定を検討していくとの旨。 当面の不安は回避出来ましたが予断を許さない状態が続きます。
なぜ?と言う疑問 ブラックバス問題はかなり以前から新聞・テレビ等で騒がれ続けていた事ですが、その後釣り業界、観光業界を挙げてマナーの徹底を呼びかけていたにも関わらず今回残念な結果になろうとしています。かつて俺もこのゲームフィシュにはまりにはまって家庭を顧みなかった時期が有りました、やったことの有る方ならお解りでしょうが興奮して眠れないぐらいおもしろいです。しかし虫業界とは違い組織力も政治力もあるでしょうからまだこの先二転三転するかも知れません。 ブルーギルに至っては当初美味しい白身の蛋白源として皇族の方が伊豆の一碧湖に放された水産資源候補だったと、聞いてます。 同じフィシュイーターの鱒族の外来種はど〜なの? 虫も外来種だけ騒いでいるけど南西諸島の亜種はど〜なの? 大臣の一声は専門家や業界(それを生業としてる)の総意より重いの?
虫的推移 昨年11月頃、昆虫関連のネット上でワイワイ騒がれ始めだした時を同じくしてむし社さんから連絡有り、むし社の藤田社長が売り手を代表して専門家会合に出席していて今度は12月中旬に召集が有るとのこと。 むし社さんが自費で作った資料と放虫防止のイラストポスターを頂き店頭に貼り付けると同時に大手メーカーのミタニさんに連絡、事の推移を説明、間髪入れずに商品納入先のホームセンター等にむし社さんのポスター配布決定。 自発的に行動を起こす為の資金のない当社としては情報を活かしてパイプ役を務めるのが精一杯。 ワイワイガヤガヤ、ケンケンガクガクの時は静観。 流言飛語状態を抜けていよいよ最終局面。
所感 鎖国が終わり近代化、日清日露の合戦に、とりあえずの勝利を収め、勢い余って第二次大戦、完膚無きまで打ちのめされて、焼け跡から再興し、誰が言ったか二ホンがno.1、バブルはじけて再びの負け戦、国を挙げての意気消沈、夢がないから希望もない、今は目先の処方箋。
医療現場も然り、学校教育も然り、家庭の子育ても然り、国の運営も然り、今回の法案も然り。
まだ五年? 当社は信じられないかも知れませんが外国産の輸入解禁に対して反対する!立場を取っていました。 生態系上の問題=当社の主力商材の国産大鍬形との交雑。 経営的問題=電撃的に解禁されても売る準備が間に合わない。 と、言った大きな2点の問題が本音と建て前入り乱れてとにかく反対! 解禁発表当日、横浜の植防に電話で本気で生態系の問題はど〜なるんだ!と噛みついたのは俺。 そして数年の時を経てやっと体勢が整ったと思った所にこの騒ぎ。
結び 便利だ、利便だ、利益だは人のため。 情報も物も人も世界を駆けめぐり外国船の底には貝やら海草、人の靴底には植物の種子、輸入品には微生物、街を歩けば多国籍。 そんなイヤなら鎖国する?
愛国心有りますか? 俺は無い! この星を愛する。
あっ!そろそろ朝練いかなくちゃ。
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