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2012/12/26 放射能測定活動の報告(要約)

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2012/01/17(火) エコセメント工場周辺各ポイントの放射線量
      エコセメント工場周辺各ポイントの放射線量

2012/01/16(月) 第29回市民環境問題講演会
第29回市民環境問題講演会
     知ろう! 学ぼう!    
 原発・放射能汚染とごみ焼却  
    −原発事故とゴミ焼却灰・処分場とのつながり−    

3.11原発事故以来、多摩地区でも放射能汚染が現実のものとなり、ゴミ焼却
灰から通常ではない放射能値が測定されています。そして、日の出町処分場・
エコセメント工場には連日汚染された焼却灰が大量に持ち込まれています。
このような状況の中で、多摩地区のゴミ焼却炉やエコセメント工場が
周辺地域への放射能汚染発生源となっていることも考えられます。
私たちは、この国の未来世代に希望をつなぐために
どう考え、行動したらよいのか学んでみませんか。


講 師  広瀬 立成さん
東京都立大学名誉教授(物理学・原子核研究)
  NPO法人「町田発・ゼロ・ウェイストの会」理事長
 新刊「物理学者はごみをこう見る」他多数
  
日 時  2012年3月3日   
      午後 1:30〜4:30    
会 場  青梅市民会館


    青梅市上町374 電話 0428-22-1131 
        JR 青梅線青梅駅 徒歩5分    

※駐車場は当日催しが多く第2、第3へ誘導の可能性あり。

     資料代 500円

共 催 青梅の水とごみを考える会、日の出の森・水・命の会
たまあじさいの会、 STOPエコセメント市民の会

  
連絡先 0428-23-6621濱田  042-597-4960雨宮

2012/01/15(日) 活 動 報 告
          活 動 報 告  2011年9月より
<調査活動>
・ 処分場周辺の放射線量測定  9/9、 10/11、 11/12、 12/11

    たまあじさいの会で堀場製作所の放射線量測定器「Radi」1000を購入し、地上1mと5cmのγ線の測定を毎月12日前後に処分場周辺で実施しています。
   *集計したデータは別紙
・ 馬引き沢雨水継続採水 10/4より継続中
    採水後、大学研究室での分析(PH。EC.Na。K.NH4.Ca。Mg。Cl.NO3.SO3)依頼
・ 一斉水質・放射能測定調査  11/12    日の出町竹林舎にて  参加者 19名
    第5回の市民による水質調査には今年は放射能の測定も追加し、青梅側は前日に
当日は日の出側の測定採水をしました。午前は、分担した測定や採水を行い、
午後は水質分析と瀬戸先生から「廃棄物とエネルギー問題」を学び、討議しました。
   前日と当日処分場周辺6地点から採水したものは、専門機関でCOD―Mn.カルシウム、鉛、鉛(溶解性)、リン酸性りんの分析を依頼しました。
   *集計したデータは別紙
 
<その他の活動>
・ パタゴニア吉祥寺店 助成活動VYC(Voice Your Choice) 9/11〜10/19

    社員への説明や店頭でのパネルの展示でお客さんや通行人への呼びかけや説明を行いました。井の頭公園への道なので沢山の親子連れが立ち寄ってくれました。放射線の測定にも関心を示す方も沢山いました。
   助成金として20万円を頂くことができました。感謝して有効に使いたいと思います。
・ 広島市の処分場新設問題に関わる市民を現地案内と説明  9/18
    広島市の水源(合併吸収した過疎の地域)に新たにゴミ最終処分場の計画があり、住民としてアセスに異議を訴えていた方に現地の案内と説明を行いました。
   1975年頃の広島でのブランド研究所の畔上さんが処分場問題に取り組んだ経緯も説明しました。広島在住の中田隆一先生のことも話しました。
・ パタゴニア吉祥寺店社員 現地ガイドウォーク  10/21   参加者 4名
    馬引き沢から処分場周辺を案内し調査内容や処分場やエコセメントの実態や問題点、放射線量の測定などの説明を行いました。
    春には他店の方や関心のあるお客さんを連れてきたいとの事でした。
・ 第28回 市民環境問題講演会    11/3         参加者 71名
     中村敦夫さんを講師に向かえ「近代の終焉と原発」をテーマに行いました。
    講演会後の茶話会にも多くの方が参加し意見交換などをいたしました。
    歴史に学び、新しい価値観に基づいた社会や生活を実現していかなければこの国は展望がないことを再確認しました。
* 講演会要旨は別紙
・ 成蹊大学 神長ゼミでの出前講座   12/8   学生 15名
    環境講座の一環として現場からの報告をしました。若い人たちにゴミや環境問題の現実を伝える機会を与えられていることに感謝です。

          活 動 予 定
 
・ 土壌分析調査  2月11日(土)午前9時馬引き沢入り口集合 午前終了予定

年一度、処分場周辺の5箇所の土壌を5点混合法で採取して、専門機関で分析調査の継続依頼をしています。分析項目 カドミウム・鉛・ヒ素・銅・亜鉛・クロム・アンチモン・ニッケルです。放射線量の測定も同時に行う予定です。
・処分場周辺放射能測定調査  毎月10日前後の土か日の午前予定
    9月から月一度、処分場周辺の放射線量の継続測定に取り組んでいます。
     1/14(土).2/11(土).3/10(土)の午前9時 馬引き沢入り口集合。
     :冬季で馬引き沢は冷えますので防寒具をご用意ください: 
  * 調査予定は天候などで変更することもありますので事前にご連絡ください。

・第29回市民環境問題講演会   ^別紙案内参照
  「知ろうー原発・放射能汚染とゴミ焼却−学ぼう」
   講師 広瀬 立成さん

       東京都立大学名誉教授:物理学・原子核研究
         NPO法人町田発「ゴミ・ゼロ・ウェイストの会」理事長
         近著 「物理学者はごみをこう見る」
             −家庭ごみ・放射能ゴミはゼロ・ウェイストで解決
   日時 2012年3月3日(土) 午後1時30分〜4時30分
   会場 青梅市民会館
   資料代 500円

・桜美林大学 神長ゼミ 出前講座   1/12(木)

    今年も現場からの報告・説明を学生たちに伝えていきます。

     「今年は変だ ケヤキ落葉の様子」
今年(昨年)は、ケヤキの葉が、夏の早い時期には緑の中に部分的な枯れ目立ち、秋にはかなりの葉が縮れた状態で落ちずについており、いつもと違う異様な風景でした。
私たちは、日の出処分場周辺の処分場からの影響による限定的な異変なのかと9月ごろまでは見ていましたが、町田でも三鷹でも立川でも、遠く長野でも山梨でも、同じような状態が見られることが分かり、もっと広範囲の異変ではないかと捉えるようになりました。
3.11の福島原発の事故後、東日本にどれ位の量の放射性物質が降下したのでしょうか。
ちょうど、ケヤキの若葉か芽吹く頃であり、成長が激しい時期であったと思います。処分場周辺でもゴミ焼却灰が盛んに場外に飛散していた頃の植物観察で、若葉など成長点での変形や壊死が多く見られました。放射能汚染の影響が、ケヤキの葉へ出たのでしょうか。
多摩地区でも成長の激しい子どもたちへの影響が心配になってきました。
数年後にその影響が出てこないことを願いたいです。
皆様も、自分の周囲のケヤキを観察してみてください。
    

2012/01/14(土) 活 動 報 告 続き
 第5回市民による一斉水質・放射能測定調査 報告

前日の雨は止み、秋晴れの中19名が日の出町大久野の中西宅の中の竹林舎(市民科学研究所として整備中、二ツ塚処分場・エコセメント工場から直線約700m)に集合し、午前はフィールドに出て測定と採水、午後は測定と学習、懇談をしました。
今回は、水質調査に加え、3.11の原発事故を受け放射能線量の測定も実施しました。
<水質>
011.11.12水質・放射能一斉調査測定値集計表
        電気伝導度 PH  COD  塩化物イオン
<青梅側>
M(馬引き沢)下流 119μs/cm
M1(NO1)       142  7.5   17  0
M2           161  7.5   7.5  0
  (NO2)       134  7.5   15  0
K(清見沢)1(NO4) 178  7.5   15  0
K2(NO3)       182  7    9   0
<日の出側>
二ツ塚調整池      392  8.25  5   3
立石(NO5)      860   8   5   50以上
志茂下(NO6)     499   7   5   0
相沢沖          617   8   5   10
玉の内川合流      328   8  10   0
谷戸沢調整池      250  7.5  7.5  1

* PH・COD・塩化物イオンはパックテストによる測定値です。  
*参考データ 谷戸沢調整池近くで、直接処分場の影響を受けない水系の沢水の電気伝導度は38μs/cmでした。
   
<外部専門機関での委託水質分析結果> 単位 mg/L   
地点       COD-Mn カルシウム  鉛   鉛(溶解性) リン酸性リン
N01(馬引き沢)  92  23  0.006   0.003         0.11
No2(清見沢)  40  20  0.008   <0.001 0.10
No3(清見沢)  20  25  0.003   <0.001  0.07
No4(清見沢)  24  29  0.002   <0.001  0.02
No5(採石場)  <1  88  <0.001   <0.001  <0.01
No6(志茂下)   3  86  <0.001   <0.001  <0.01

<放射能> 単位μSv/h
11日測定    |  1m |  5cm |12日測定  |  1m |  5cm
馬引き沢入口  |0.105 |0.117 |二ツ塚ゲート |0.086 |0.138
採水NO1    |0.113 |0.144 |斎場入り口  |0.090 |0.098
馬引き峠手前  |0.093 |0.116 |谷古入沢水神 |0.085 |0.128
馬引き峠     |0.121 |0.176 |二ツ塚調整池 |0.275 |0.540
採水NO3    |  −  |0.147 |田島宅裏   |0.072 |0.080
          |     |     |志茂宅雨樋  |0.123 |0.785
  

* 計測器は堀場製作所「Radi pa-1000」ガンマ線のみの測定値
* 9月らの測定データは別紙地図入りを参照ください。
   
<参加者感想>

・日出町民であるのに、処分場の問題がここまで深刻に考えていませんでした。
 今回、参加したことにより改めて考えさせられました。
・ 震災後に初めて放射線量の測定に参加させてもらい大変参考になりました。
普段、天気予報で空気中の線量が報じられているのに比べて、極端に高い地点(二ツ塚処分場調整池)があり、これが現実で現状なのかと思うと安心していられないと感じました。

・ 水質の監視に加えて放射能測定まで加わって。二ツ塚の調整池下の放射能数値があまりにも高くショックでした。以前の数値に比べても高くなっていたということで、昨日の雨の影響があるのかどうか。志茂さんの下はもっと高かったけどなぜか。
・ たまあじさいの会がこのように継続して長年にわたって調査をしていることに敬服しました。このような取り組みこそが、私たちの環境を守り、生かされていくことにつながると思いました。それにつけても、落ち葉や枝等についても放射能に汚染して利用が難しくなっていることに怒りを感じます。

・ 大変勉強になりました。ありがとうございました。
・ 環境の観察測定は汚染を防止するために大切だと思います。それを多くの人にどのように知らせるか、行政が行う政策に与えるか、難しいと思いますので考えるべきかと思います。
・ なかなかお役に立つことができませんが、多くの方と作業して知り合って、また瀬戸先生のお話を聞くことが出来て、これからのことを考え、行動していく上でとても私自身によかったです。環境によくない仕事をなくし、環境にとってよい仕事を生み出していかれればと思います。

:昨年は沢山のご支援・ご協力ありがとうございました。:
       本年もよろしくお願いいたします。


どちらの視点で捉えるか・まるきり反対の視点

拡散・希釈=直ちに影響はない、特段に影響はない=加害者の視点
累積・濃縮=微量でも日々の生活を営み蓄積=被害者・生活者の視点


「品川区の小学校校庭のシートから90,600ベクレルの放射能が測定された。その処分として他のゴミと混ぜて燃やしてしまえば薄まるので問題はない」とまったく雑駁な考えであり問題にならない。放射能総量はどこに消えてしまうのか。埋め立て処分すれば消えてしまうのか。
この国や企業は、希釈・拡散の視点で汚染を捉えてきたため各地で公害を発生させてきた。水俣も阿賀野川も川崎もそこで生活している人たちは、日々の生活の中でたとえ微量にしても長期にわたって有害物質を摂取し累積・濃縮され被害が発生してきた。
 大気・水・海・土壌は私たちの生活から切り離されないものです。


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