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2010/04/15(木) 第26回市民環境問題講演会
第26回市民環境問題講演会
水俣に学び、未来に伝える
−水俣から日の出処分場の問題を問い直す−
講師 原田 正純 先生
    講師略歴 1934年鹿児島県出身、熊本大学大学院医学研究科終了、医学博士熊本大
         学精神神経科講師、同体質医学研究所助教授を経て1999年より熊本学園
         大学教授、2005年度水俣学研究センターを熊本学園大学と水俣市に開設、
         2009年4月より同大学特任教授
         胎児性水俣病、三池一酸化炭素中毒、土呂久砒素中毒、カネミ油症など
         社会医学的研究を行い、ベトナム、インド・タイ、カナダ・ブラジル・中国・
         アフリカなどで枯葉剤、砒素、水銀汚染調査
         水俣病などに関する著書多数、吉川英治文化賞、若月賞など受賞

原田先生は50年に亘り医師として水俣病に関わり、患者とその家族に寄り添っ
て活動してこられました。先生の近著『宝子たち』―胎児性水俣病に学んだ50
年―(弦書房)で
「公害は決して平等には起こりませんでした。生理的弱者、社会的弱者から始ま
り集中的に被害が拡大しました」と述べています。

日の出町ゴミ最終処分場の事業者、東京たま広域資源組合は、3月6日
「一度壊された自然が修復されている」と自画自賛の報告会を開きました。
しかし、現在も未来も、谷戸沢処分場に埋め立てられた膨大な有害物質と
二ツ塚処分場やエコセメント工場が大気と水と土の汚染を進めていきます。

「水俣病の中に存在する黒い病根は、現代社会の中で第三、第四の水俣病を引き起こそ
うとして大きな口を開いて私たちを待っている」 『水俣病』原田正純著 岩波新書

日時  2010年6月5日(土)2時〜4時30分
会場  立川市女性総合センター「アイム」
 立川駅北口徒歩5分
      立川市曙町2−36−22ファーレ立川ビル内
      TEL 042−528−6801
資料代 500円
共催 日の出の森・支える会、たまあじさいの会、STOPエコセメント市民の会
      日の出の森・水・命の会、青梅の水とごみを考える会
連絡先 大沢042−525−8637、濱田0428−23−6621、雨宮042−559−4980

                     高木仁三郎市民科学基金・パタゴニア助成活動
日の出町処分場の実態は
<埋め立てられた膨大な有害物質のダム=谷戸沢処分場>

1984〜1998年14年間で埋め立て終了  面積45.3ha 廃棄物埋立量260万
建設工事費(用地買収費、補償費含)約120億円

       谷戸沢処分場に埋められた有害物質推定量 
鉛2228t (4950億人に深刻な脳障害を引き起こす量)
カドミウム58.5t (イタイタイ病の神岡鉱山から神通川流失量の174年分)
   水銀 2.23t (新潟水俣病での昭和電工鹿瀬工場からの流出量より多い)
ダイオキシン類合計 4500gTEQ (1070万人の半数致死量に相当)
   *全国の排出量から多摩地区の人口比での推定量
    
<これから何年有害物を埋めるのか=二ツ塚処分場>
1998年より現在埋め立て中   面積59.1ha、廃棄物埋め立て容量予定250万 
                建設工事費(用地買収費、補償費含)約500億円

<エコセメントは果たして安全か=エコセメント製造工場>
 2006年よりごみ焼却灰の全量をセメント化 面積4.6ha
 規模焼却灰処理300t/日、エコセメント生産430t/日
稼動 2006年〜、年間310日、24時間、20年間稼動予定
 事業費 建設費272億円、維持管理費32億円/年予定

       エコセメント工場排出有害物質・使用エネルギー推定量 
排ガス量 4358/日          A重油使用量 22,300KL/年
 水銀排出量 14.9kg/年      灯油      744KL/年
煤塵排出量 7.3kg/年 電力量 40,110,000kwh/年
窒素酸化物排出量 52t/年       *資源組合公表データよりの推定

<日の出町で起きていること>
・ 癌、アレルギー、喘息などの免疫力の低下による健康被害や
・ 処分場周辺の異臭や植物や樹木の異変、動物や野鳥の減少
・ 梅のプラムボックスウイルスによる被害、狸の疥癬など重なる汚染地域

都民の水源に作られた巨大なゴミ最終処分場
     埋め立て終了の谷戸沢処分場              二ツ塚処分場とエコセメント工場

2010/04/14(水) 2010年 春の活動お知らせ
2010年 春の活動お知らせ

<調査活動>
・ 野鳥調査 3月26日(金)4月19日(月)5月17日(月)
         *8:45青梅駅9:00馬引き沢入り口集合 午前終了予定
         馬引き沢と処分場隣接の尾根道の野鳥の種と個体数の調査 
・水生昆虫、水質調査 5月1日(土)
         *8:45青梅駅9:00馬引き沢入り口集合 お弁当持参
         処分場周辺三河川と平井川上流の四地点での水生昆虫と水質(電気伝導度、
         HP、NO2、CODのパックテスト)調査
・ 植物調査 5月9日(日)
         *8:45青梅駅9:00馬引き沢入り口集合 午前終了予定
          二ツ塚処分場内のエコセメント工場に隣接する尾根道周辺の生態観察調査
         《天候などにより予定を変更することもあります。事前に濱田か雨宮にご連絡を。》

<総会案内>
  2009年度の総会を下記のような内容で開催いたします。ご参加ください。
    ・日時 2010年5月15日(土)午後2:30より
        *当日、日の出の森・水・命の会は午前10:30より、STOPエコ
         セメント市民の会は午後1:00より開催予定です。
    ・会場 青梅市梅郷市民センター 多目的室
    ・内容 09年度活動、会計報告
        10年度活動案、予算案の提案
        10年度組織体制などの提案など

<アースディ東京出展>
 今年もパタゴニアの助成で出展し、日の出ゴミ処分場の問題を水源の汚染の視点から
 多くの人たちに訴えていきたいと思います。是非、お立ち寄りください。
 ・パタゴニア日本支社テーマ フリー・トゥ・フロー 〜川と流域を守る〜
 ・たまあじさいの会テーマ  都民の水源:多摩川を守ろう
    ・日時 2010年4月17日(土)、18日(日)10:00〜17:00
    ・会場 渋谷区代々木公園 イベント広場 

<第26回市民環境問題講演会>
 世界の公害問題の原点と言われる水俣病に深く関わられている原田正純先生から水俣の
 現実と未来、そこから見える日の出処分場やこの国の環境と社会の問題を学ん
 でみたいと計画いたしました。是非ご参加ください。*別紙ご案内参照
    ・テーマ 水俣に学び、未来に伝える
         −水俣に学び日の出処分場の問題を問い直してみませんかー
    ・講師 原田 正純 先生
    ・日時 2010年6月5日(土)午後2時〜4時30分
    ・会場 立川市女性総合センター「アイム」
    ・資料代 500円

2010/04/13(火) 2009年 冬の活動報告
2009年 冬の活動報告
<調査活動>
 ・植物調査 2/7(日)                   参加者 5名
       馬引き沢の途中まで観察調査をしたが、前日降った雪が樹上で凍り、
       折からの強風で塊となり落下してくるので途中で中止する。
       馬引き沢のキヨスミイトゴケと対比できる他地域の観察を計画する。
 ・野鳥調査 12/21                    参加者 5名
       数日前の寒波のためか馬引き沢も尾根道も種も数も少ない
       ミソサザエが一月の繁殖期に向けて巣作りに入っている。
       馬引き沢10種29羽、尾根道9種30羽、合計14種59羽
       1/22                    参加者 6名
       旧二ツ塚峠で青梅市駒木野の住民二人に会う「都の施設(処分場とエ
       コセメント工場)が出来てから鳥が少なくなった」と話してくれた。
       工場が稼動しており、峠下の曲がりに来ると異臭を強く感じる。
       馬引き沢14種125羽、尾根道8種17羽、合計16種142羽
       2/19                    参加者 3名
       前日の雪で気温(0〜4℃)が低く種や数も少ない。工場稼動、馬引
       き峠から旧二ツ塚峠にかけて異臭が強い。A地点(工場真上尾根道)
       でカシの幼木の先端の葉の数枚が大きさのアンバランスが目立つ。
       馬引き沢14種97羽、尾根道7種11羽、合計18種108羽
 ・水生昆虫、水質調査  1/31              参加者 6名
       例年に比べると暖かいが、馬引き沢、谷古入り沢、合流点は種も数も
       少ない、魚園は種も数も多い。武蔵野市より参加者あり。
          
項目・地点 |  馬引き沢 | 谷古入沢 | 平井川上流 | 平井川上流| 
               |  調整池下 | 玉の内川合流 | 魚園上|
水温℃    |   2.0 |     4.0 |  11.6  |   5.6|
水生昆虫  |  4種26匹 | 5種43匹 |  6種56匹以上 | 12種651匹以上|
                 |カワニナ30|
電気伝導度(μs/cm)|133.4 | 496 |256平井川230|     190|
                       |玉の内川395 |
HP    |   6.8  |   8  |   7.8  |   7.5  |
NO2(mg/L)  |   0  |   0  |    0  |   0   |
COD(mg/L) |    3   |   7   |    1    |   3   |
*電気伝導計TOAポータブル計測器、HP、No2、CODはパックテストで測定
・土壌ダイオキシン外部機関分析調査クロスチェックとし 1/8  参加者 4名
 (株)日吉 *測定方法 ケイラックス○Rアッセイ
    A地点(工場真上の尾根道)6.4pg-TEQ/g、馬引き沢峠6.1 pg-TEQ/g
 (株)グリーンブルー*測定方法 ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル
A地点(工場真上の尾根道)30pg-TEQ/g、馬引き沢峠24pg-TEQ/g
 ・大気中NO2測定調査  11/30〜12/10の七日間   参加者24名
     春に引き続き大気汚染測定運動東京連絡会のカプセルを使用して、日の出
     町8地点、青梅市7地点で測定。エコセメント工場に近い程数値が高い。   

<その他の活動>
 ・1/16〜17 千葉県勝浦市鵜原 産廃処分場計画地訪問   参加者4名
    藤原さんと共に反対住民の方と現地見学、水質調査と風の調査方法の検討
    住民学習会(参加者約30名)で日の出の問題と調査取り組みの説明
    予定地は海に面した鵜原地区(漁業、民宿、別荘、海水浴やサーフィンの
    浜辺)の背後にあり、水質、大気共に影響を受けることが想定できる。
    地区自治会が反対行動に取り組み、計画地に隣接の東急住宅の住民も参加
    事業者のMMI(株)の素性が掴めないが相模原駅前に本社あるとのこと
    H6年に計画があったが頓挫、H18年弁護士を社長に立て市と県に申請
    電気伝導度は計画地直下1000μs/cm、沢水5〜400と海塩の影響か高い
    裁判も想定しているが、地域の力を結集し裁判の前で撤退させるのが良い
    のではないかと話す。
・3/5 職能研大学渡辺先生、TOA社員による塩化イオン、PH、電気伝導計の
    調整及び使用方法の研修を行う。
・3/7 高木基金公開プレゼンテーション 渋谷勤労福祉会館  参加者3名
    配布資料とパワーポイントで説明、梅ウイルスなどいくつかの要素で免疫
    力の低下など未知の分野での取り組みが必要を強調して訴える。
    VOC津谷さんの発表と重なることあり、狸の疥癬は日の出で起きている。
    *助成選考の結果10年度は60万円の女性と決定。感謝です。
・3/13 町田市ゴミゼロ発表会 町田市文化交流センター   参加者2名
    環境省の助成事業として開催。広瀬先生の基調報告とパネラーの討論
    数値目標の設定、人の動きを支える制度の整備が必要であると話す。
            勝浦市鵜原地区での交流


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