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2009/02/12(木)
キヨスミイトゴケの分布調査
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キヨスミイトゴケの分布調査 2月7日 参加者6名
多摩の近郊の森林地帯で、キヨスミイトゴケが局地的に群生しているのは、 ここ馬引き沢以外ではなかなか見つかりません。 高尾山の蛇滝コースの入り口付近で僅かに見ることもできます。
今回の植物調査は、馬引き沢のキヨスミイトゴケと沢沿いの枯死木の分布調査と地図落しです。
私たちは、馬引き沢沿いの林道を野鳥、水生昆虫、植物調査、現地見学案内 などで月に何回か歩きます。 何人かの観察で共通したことは、キヨスミイトゴケの分布範囲の広がりと 沢沿いに枯死したスギや檜などの樹木が多数あるということです。
そこで今回は、スギや檜など針葉樹以外の多くは落葉してキヨスミイトゴケが 見つけやすい冬の季節に、沢沿いのどれくらいの幅で、どの範囲で分布して いるかを目視で確認地図落しをしました。
下の写真は、馬引き沢沿いのキヨスミイトゴケが着床しているモミの木です。 日光に照らされ明るくなっている部分の垂れ下がっているのがそうです。 エコセメント工場が本格稼動してから、工場から毎日大気へ放出される微粒物質や 水蒸気が夜間に霧となり馬引き沢に降下してきているのではと推測しています。 継続調査を行っていきます。
<キヨスミイトゴケ:湿度の高い渓谷などの樹皮から垂れ下がる苔、 本州〜九州の太平洋岸、台湾、ベトナム、タイに分布>
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