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2009/12/19(土) 2009年 秋の活動報告(1)
2009年 秋の活動報告(1)

私たちが処分場・エコセメント工場周辺での様々な調査活動をしていると、この秋も何回か調査会社の方に出会いました。馬引き沢では私たちが車では入れない林道の奥など、かなり広範囲でした。どんな目的で、どんな内容を調査し、どんなデータか興味があります。
<調査活動>
 ・野鳥調査 9/18    参加者 4名
       馬引き沢15種78羽 尾根道11種27羽 合計16種105羽
       餌が少なく河原に移動している。ノスリ、サシバ、トビ、クマタカなど猛禽類確認
       工場は稼動しており、臭いと騒音が気になる。 
       10/19    参加者 4名
       馬引き沢13種92羽 尾根道5種21羽 合計14種113羽
       ヒヨドリの渡りが始まっている。キヨスミイトゴケの分布が広がっている。
       峠付近南風で臭いを強く感じる。アサギマダラを二箇所で見る。 
       11/16    参加者 3名
       馬引き沢19種76羽 尾根道11種33羽 合計21種109羽
       急に寒くなったために種や数が少ない。峠、尾根道で臭いを強く感じる。

 ・水生昆虫、水質調査  10/24 参加者 5名
      二週間ほど前の台風での大雨で流された地点もあったと思われる。
項目・地点  馬引き沢  谷古入沢  平井川上流  平井川
                 調整池下  魚園上    玉の内川合流
水温(℃)    12.4    15.8    14.3     16.0
水生昆虫   6種51匹  7種20匹  12種158匹以上  5種50匹以上
                        イトミミズ 無数
電気伝導度   74.7   292     98       154
(μs/cm)                           玉の内川266
                                  平井川 145
HP          7.0   7.5    7.0     7.0
NO2(mg/L)   0.01   0.01   0.01   0.01
COD(mg/L)    2     1      2      1

*電気伝導度はTOAポータブル電気伝導時計、HPNO2CODはパックテストで測定
・植物調査  10/17 参加者2名
       エコセメント工場直近の尾根道の植物観察を実施
       アオキの葉の黒斑点(葉表の斑点が葉裏につながる)と黒シミ
       サカキなどの葉の成長のアンバランスや徒長枝の目立ち
・雨水連続採水  9/28〜11/11   参加者11名
       馬引き沢峠より200m下で8回採水、現在大学研究室で分析中
・NO2連続測定   11/30〜12/10  参加者21名
      大気汚染測定運動東京連絡会のカプセルを使い7日間設置
      現在連絡会で測定中

<第3回一斉水質調査>  11/3 参加者 24名
       三年目の市民による水質調査、今回は天気に恵まれ、当日は馬引き沢4地点、清見沢6地点の浸出水を採水し電気伝導度の測定をしました。
            
年・地点        M下流  M1  M2  MH  K1   K3   K4   K5   K6  Kno2
2007.10.27  未測定  150  90  100  220  244  277  118  130  139
2008.11.9    132  159  156  135  286  226  181  128  150  161
2009.11.3    121  144  127  118  259  220  143  106   92  146
* Mは馬引き沢水系、Kは清見沢水系の地点  単位μs/cm
日の出町の地点は前日までに測定しました。

年・地点       白倉沢   相沢沖   志茂宅横沢   二ツ塚調整池下   平井川上流
2007.12.14  274     1087    710          573       未測定
2008.11.8   未測定    977     620         482       未測定
2009.11.1    232     917     526         401        78
* TOAポータブル電気伝導計使用 単位μs/cm

講師 関口鉄夫さんの話より
   ・清見沢には、馬引き沢と連続した断層の可能性があり、地質の関係で調べる必要あり
   ・騙されてはいけません。(煤塵の連続測定の数値の固定、水質もその可能性あり、ダイオキシン調査で燃やす物を制限、監視に合わせての操業データなど)
・全国に20万箇所〔USA40万箇所〕の最終処分場は閉鎖しても廃止できない未来。
   ・昔の人たちの土地利用や自然への考え方や姿勢を再考してみることが大切。
   ・処分場の影響は湿潤地帯では350年〜700年間、乾燥地帯1000年〜数千年間想定
   ・市民の科学的な調査や研究や市民の声が日本を良くするかにつながる。 

参加者の感想より 
   ・大変勉強と運動になりました。関口先生のお話がとても分かり易く為になりました。
   ・現地を実際に見ながらデータを見ることが良かったと思います。色々なお話を交え
たりしながら、日の出の森が、今、どんな状況にあるかを考える材料をいただけました。
   ・現実に起こっている汚染を、最も分かりやすい言葉で伝えることが必要があると思う。
          
09.10.19 野鳥調査でのアサギマ


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