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2012/12/27 再々掲:日の出二ツ塚処分場周辺の放射線を測定してみませんか
2012/12/26 放射能測定活動の報告(要約)

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2009/12/20(日) 2010年 冬の活動案内
2010年 冬の活動案内

<調査活動> 
 ・植物調査  2月7日(日)  8:45青梅駅 9:00馬引き沢入り口集合 午後終了予定
        馬引き沢と尾根道の植物の生態観察、調査

 ・水生昆虫、水質調査 1月31日(日) 8:45青梅駅 9:00馬引き沢入り口集合 お弁当 

 ・野鳥調査  12月21日(月)、1月18日(月)、2月15日(月)
               8:45青梅駅 9:00馬引き沢入り口集合 午後終了予定
   《天候などにより予定が変更することもあります。事前に濱田か雨宮にご連絡ください
    冬季の野外の活動です。防寒対策をお忘れなく。参加をお待ちしております》

<その他の活動>
・高木基金からの助成を受けながら、市民の視点からの環境問題として、水質の分析調査などを行う〔市民科学研究所:仮称〕設立の取り組みが始まっています。
多くの皆様の知恵とご支援、ご協力をお願いいたします。

・パタゴニアの助成による「たまあじさいの会」団体・活動説明やお誘いのパンフレットを作成しております。若者始め多くの人たちに伝えていくツールとして活用したいと思います。

・2〜3月に第26回市民環境問題講演会を計画しております。後日ご連絡いたします。

≪日の出町からの懸念≫
最近の組合ニュース(VOL50)では、二ツ塚処分場への埋め立て量が平成13年度は約15万からエコセメント工場の稼動後の平成20年度は約7千と20分の1以上の減少していることが読み取れます。いくつかの要因が考えられます。まず、多摩各自治体は、日の出町ゴミ処分場問題が表面化してからゴミの減量と資源化に取り組み経費を抑えています。次に、プラスチック類の不燃から可燃への処理方法の変更があります。さらに、日の出町に持ち込むより他の処分方法の方が割安になるため民間に委託してしまうなどがあります。
 焼却灰のセメント化で処分場の延命策として大幅に埋め立て量が減ったとしても、現在の焼却・埋め立て処理方法をとる限り次の処分場がいずれは必要になります。
日の出町の動きで気になることがあります。二ツ塚峠の奥に日の出町から青梅市に抜ける道があります。この都道の道幅の拡張計画があります。そして、この道の途中の白倉入沢林道は、何軒かの民家を過ぎると二ツ塚処分場の裏につながります。昨年からこの林道に測量用のリボン目印が目立つようになりました。誰が、何のために測量をしているのでしょうか。



今年もたくさんの方々のご参加・ご支援・ご協力により活動に取り組むことができましたことに感謝いたします。
来年もよろしくお願い申し上げます。     代表・運営委員一同

2009/12/19(土) 2009年 秋の活動報告(1)
2009年 秋の活動報告(1)

私たちが処分場・エコセメント工場周辺での様々な調査活動をしていると、この秋も何回か調査会社の方に出会いました。馬引き沢では私たちが車では入れない林道の奥など、かなり広範囲でした。どんな目的で、どんな内容を調査し、どんなデータか興味があります。
<調査活動>
 ・野鳥調査 9/18    参加者 4名
       馬引き沢15種78羽 尾根道11種27羽 合計16種105羽
       餌が少なく河原に移動している。ノスリ、サシバ、トビ、クマタカなど猛禽類確認
       工場は稼動しており、臭いと騒音が気になる。 
       10/19    参加者 4名
       馬引き沢13種92羽 尾根道5種21羽 合計14種113羽
       ヒヨドリの渡りが始まっている。キヨスミイトゴケの分布が広がっている。
       峠付近南風で臭いを強く感じる。アサギマダラを二箇所で見る。 
       11/16    参加者 3名
       馬引き沢19種76羽 尾根道11種33羽 合計21種109羽
       急に寒くなったために種や数が少ない。峠、尾根道で臭いを強く感じる。

 ・水生昆虫、水質調査  10/24 参加者 5名
      二週間ほど前の台風での大雨で流された地点もあったと思われる。
項目・地点  馬引き沢  谷古入沢  平井川上流  平井川
                 調整池下  魚園上    玉の内川合流
水温(℃)    12.4    15.8    14.3     16.0
水生昆虫   6種51匹  7種20匹  12種158匹以上  5種50匹以上
                        イトミミズ 無数
電気伝導度   74.7   292     98       154
(μs/cm)                           玉の内川266
                                  平井川 145
HP          7.0   7.5    7.0     7.0
NO2(mg/L)   0.01   0.01   0.01   0.01
COD(mg/L)    2     1      2      1

*電気伝導度はTOAポータブル電気伝導時計、HPNO2CODはパックテストで測定
・植物調査  10/17 参加者2名
       エコセメント工場直近の尾根道の植物観察を実施
       アオキの葉の黒斑点(葉表の斑点が葉裏につながる)と黒シミ
       サカキなどの葉の成長のアンバランスや徒長枝の目立ち
・雨水連続採水  9/28〜11/11   参加者11名
       馬引き沢峠より200m下で8回採水、現在大学研究室で分析中
・NO2連続測定   11/30〜12/10  参加者21名
      大気汚染測定運動東京連絡会のカプセルを使い7日間設置
      現在連絡会で測定中

<第3回一斉水質調査>  11/3 参加者 24名
       三年目の市民による水質調査、今回は天気に恵まれ、当日は馬引き沢4地点、清見沢6地点の浸出水を採水し電気伝導度の測定をしました。
            
年・地点        M下流  M1  M2  MH  K1   K3   K4   K5   K6  Kno2
2007.10.27  未測定  150  90  100  220  244  277  118  130  139
2008.11.9    132  159  156  135  286  226  181  128  150  161
2009.11.3    121  144  127  118  259  220  143  106   92  146
* Mは馬引き沢水系、Kは清見沢水系の地点  単位μs/cm
日の出町の地点は前日までに測定しました。

年・地点       白倉沢   相沢沖   志茂宅横沢   二ツ塚調整池下   平井川上流
2007.12.14  274     1087    710          573       未測定
2008.11.8   未測定    977     620         482       未測定
2009.11.1    232     917     526         401        78
* TOAポータブル電気伝導計使用 単位μs/cm

講師 関口鉄夫さんの話より
   ・清見沢には、馬引き沢と連続した断層の可能性があり、地質の関係で調べる必要あり
   ・騙されてはいけません。(煤塵の連続測定の数値の固定、水質もその可能性あり、ダイオキシン調査で燃やす物を制限、監視に合わせての操業データなど)
・全国に20万箇所〔USA40万箇所〕の最終処分場は閉鎖しても廃止できない未来。
   ・昔の人たちの土地利用や自然への考え方や姿勢を再考してみることが大切。
   ・処分場の影響は湿潤地帯では350年〜700年間、乾燥地帯1000年〜数千年間想定
   ・市民の科学的な調査や研究や市民の声が日本を良くするかにつながる。 

参加者の感想より 
   ・大変勉強と運動になりました。関口先生のお話がとても分かり易く為になりました。
   ・現地を実際に見ながらデータを見ることが良かったと思います。色々なお話を交え
たりしながら、日の出の森が、今、どんな状況にあるかを考える材料をいただけました。
   ・現実に起こっている汚染を、最も分かりやすい言葉で伝えることが必要があると思う。
          
09.10.19 野鳥調査でのアサギマ

2009/12/18(金) 2009年 秋の活動報告(2)
2009年 秋の活動報告(2)
<その他の活動>
・高木基金成果発表会   9/27    参加者3名     全体参加者約60名
      活動助成を4回受けている高木基金での成果発表。最近は、助成団体に処分場問題に取り組んでいる住民団体もいくつかある。これらの団体との情報交換も進んでいる。継続で245万円の助成を受けており感謝である。

・東京農工大学多羅尾先生の講座現地見学と説明11/27 参加者5名 学生参加19名
      「循環社会環境学」の修士1年生でタイとモンゴルからの留学生もおり、熱心に取り組んでくれました。

学生アンケートより
    「きれいな渓流を上流へと登っていったところに突然現れる処分場には違和感を覚
えました。下からは決して見えないように住民に隠して建てたような様子から不快にもありました。けれど、途中の山林が手入れもされず荒れているのを見ると、国内の林業に行き詰まり価値の低くなった山林を売ってしまいたいと地主が思うのも仕方ないようにも思えた。行政側としては買いやすく建てやすい場所だったでしょう。けれども、このような水源に処分場を作ることが本当に”公益性“のあるものなのか疑問に感じました。」 
      
<同封資料>
 一点は、たまっていた資料を整理していたら、1997.1.1の西多摩新聞の記事が目に留まりま
した。日の出町処分場問題に精力的にかかわってくれていた若手の記者の記事です。
もう一点は、最近読んだ本の中からです。こちらもトラスト地があった頃に精力に関わってくれていた服部美佐子さんの書いたものです。 <ゴミ分別の異常な世界・幻冬舎新書>
 どちらも、日の出町処分場問題を財政、経費面から迫っています。ご参考に。

<本の紹介> 化学汚染から子どもたちを守る 
:ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議ブックレット@ 800円
  7月に講演をしていただいた水野玲子さんたちが編集作成した本です。生活の様々な場面
に忍び寄っている化学物質の影響とそこから子どもたちを守るたくさんの事例があります。
是非、若い親は子供のために、じじ・ばばは可愛い孫の為に一読をお勧めいたします。

農工大多羅尾ゼミ現地見学 11.27
一斉水質調査 清見沢 11.3


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