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2008/08/15(金) 環境ゼミツアーの一つとして
環境ゼミツアーの一つとして
                             東京国際大学下羽ゼミ 08.8.10 参加者15名
長野県在住で、処分場の水質などで全国の現地に入り調査活動に取り組み、住民の頼りになる研究者、関口鉄夫氏の紹介で、東京国際情報大学下羽ゼミの学生たち11名が日の出町の処分場のフィールドワークに訪れました。下羽ゼミの下羽友衛教授は既にお亡くなりになり、奥様とゼミの顧問役だった関口氏を中心に、ゼミの最後の企画として四日間の環境ツアーに取り組んでいます。1日目は町田市の「ごみセロの取り組みなど」、2日目は埼玉県寄居町の「彩の国資源循環構想の実態など」、3日目は「日の出町処分場・エコセメント工場の実態など」、4日目は山梨県身延町の「ごみ処分場計画や予定地の実態など」がプログラムされています。
 午前は、現地の見学を中心に、午後は説明会を中心に行いました。
まず、二ツ塚処分場の調整池下の谷古入沢の見学をしました。前日の水生昆虫時には殆ど流れていなかった沢が音を立てて流れていました。雨もここのところ降っていないのにどうしての放水でしょうか。調整池から沈殿槽と薬品処理層を通過しての放水です。電気伝導度は389μs/m
でどんよりと濁った水で臭気も少しありました。「この水が、きれいな水にして自然に戻すという処分場からの水の実態です。よく見ておきなさい」と関口さんが学生に話されていました。
次に、閉鎖した谷戸沢処分場の見学に行きました。「全国の閉鎖した処分場でここのように閉鎖後も監視カメラで監視している所はない。その理由は何か」と関口氏が問いかけました。
処分組合も日出町も巧妙にガスや温度のカムフラージュをしながら、町民運動会、東京多摩国体、果ては東京オリンピックの会場として「安全・安心」をPRしていますが、その実態は。
今度は、青梅側に回って馬引き沢から処分場とエコセメント工場の見学に向いました。
沢道や尾根道で地層や植物や野鳥などの実態を説明しながら登り、緑の森林の中に突然現れた余りにも人工的で広大な処分場と巨大なエコセメント工場には学生たちは驚いていました。生ぬるい空気と僅かな異臭を感じる学生もおり、五感で感じてくれたことと思います。
 午後は、青梅市梅郷市民館で昼食後、「たまあじさいの会」は、市民の視点で、より科学的に、継続的に、公開公表し、地域や若者たちに働きかけながら、調査・学習・広報・交流などの活動に取り組んでいると説明しました。そして、日の出町処分場の現実とその問題点では、日の出町で起きているガン死などの多発による健康被害、焼却灰の飛散、水や大気の汚染等の環境への影響などを話しました。また、全国各地でのごみ処分場の問題がどの様な社会システムから発生しているかも説明しました。
ゴミ処理は、個人の問題とともに社会システムの問題であり、それを未来に向けてどのように変えていくかが私たちの責任であり、次代を担う学生たちも考え行動して欲しいと問いかけました。
 学生たちは、マイクロバスで明日のフィールドワークの身延町へと向いました。


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