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2008/07/27(日) 「クモの巣がない、蚊がいない」
「クモの巣がない、蚊がいない」
                       東京学芸大学自然科学ゼミ現地見学・説明
                                 2008.7.20 参加学生10名

梅雨明けを思わせる夏の日差しの中、9:30に青梅駅に集合して現地へと向いました。
馬引き沢の入り口で、「たまあじさいの会」の現地での植物・野鳥・水質等の調査活動の説明受け、「こんな林の中を歩くのは、小学校の遠足以来」などと言いながら沢蟹と出会い、蚊に刺されながら沢沿いの林道を歩き始めました。キヨスミイトゴケの群生、アオキの葉、馬引き沢で見られる断層や石灰岩、沢沿いの杉林などの様子の説明を聞きながら峠へと向いました。
又、沢の随所で引率の目代先生から専門の地形学・自然地理学の視点で見た、沢の水の流れや砂防ダムの功罪、断層や石灰岩の成り立ち特性などの専門的な話しも聞けてとても参考になりました。
「なにこれ、要塞みたい」「森の中には不自然」「何か臭いがする」などと、馬引き峠に着くと眼前に現れる二ツ塚処分場とエコセメント工場について学生たちが声を上げました。尾根道の植物などの様子の説明を受けながら工場直近の尾根道へと向い、工場を上から見ました。。
 周辺の様子を観察していた学生が、「クモの巣がない」「峠道に出たら蚊がいなくなった」と話し、それを聞いた他の学生も同意していました。確かに、馬引き沢では体にまといつくようにいた蚊が全くいません。クモの巣も全く見当たりません。何がその要因なのか断定できませんが、何かがこの一帯は違っていることは確実のようです。ちなみ「指標生物―自然を見るものさし」(財)日本自然保護協会編集では 「ジョロウグモは、環境汚染の指標性が高いと思われる」として指標植物の一つとして例示しています。私たちの毎月の野鳥調査では、エコセメント工場周辺の野鳥の数が少ないことがデータとして出てきています。これは、クモが少ないー昆虫が少ないー野鳥が少ないと関連しているのではとも推測でき、学生たちの直感的な観察力に思わぬヒントが得られた思いでした。
 現地の見学のあと、梅郷市民館で昼食、エコセメント、たまあじさいの会、ゴミ問題の説明や質疑などを行い、4時過ぎに終了しました。たまあじさいの会参加者は6名でした。
 <学生たちの感想から>
・ 前回、授業での講義を聴いて、今回現地での植物などの様子を目で見て確認することができてよかつた。実感がわいた。
・ 行ってみると、とても整備されていて、山の中にあることが不自然で不気味な感じがしました。
・ 貴団体の活動の目的は何でしょうか。工場の閉鎖なのか、そして、停止するとしたらその後どのようにゴミ処理を行っていくべきと考えているのかが疑問でした。
・ たまあじさいの会の皆さんが、あまり感情的ではなく、科学的に現状を分析している様子が印象的でした。
                 <馬引き沢での説明・観察>


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