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2008/02/02(土)
1月野鳥調査
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1月野鳥調査1/28(月)am9:00〜12:30 先日降った雪があちこちに残っている馬引き沢と二ツ塚尾根道の一月の定例野鳥観察を、三名で行い、曇天・無風の開始時9時過ぎ、馬引き沢の気温は―2.3℃と冷えていました。 馬引き沢では、キクイタダキ、ルリビタキ、シロハラなどが観察できました。いつもは数多く見られるヒヨドリがあまり見られませんでした。 観察している中で、鳥たちが何かを警戒している声が何箇所かで聞き取れました。 峠手前のUカーブでは、観測以来と思われる数のアトリとカワラヒワの群れが見られました。 馬引き沢峠に近づき、工場の操業音が聞こえる辺りに来ると異臭が鼻を突き始めました。 峠から東側の工場真上の尾根道に差し掛かるとさらに異臭が激しくなり、化学物質を燃焼したような異臭です。エコセメント操業前の野鳥観察では、この付近の尾根道雑木林は、かなりの頻度で色々な野鳥が観察でき、高い樹木の上には、猛禽の巣が確認できたところです。 しかし、06年7月の本格操業から半年くらいたつと確認できる野鳥が少なくなりました。 一日24時間の工場の騒音、気温の上昇、異臭などの影響ではないかと推測しています。 峠から西の尾根道を200mほど行くと、間伐された杉林の中、ノスリの飛行が確認できました。先ほどの何箇所での小鳥たちの警戒の泣き声は、このノスリが原因かも知れません。 馬引き沢の下りで、アトリとカワラヒワの群れが見られ、何かに警戒している泣き声で、峠近くの群れがノスリに追われて降りてきているのではないかと思いました。
野鳥観察・記録風景 峠 気温調査温度 今日は、野鳥の観察と共に、工場に隣接した尾根道上を約100m毎に16地点の気温の計測をしてみました。日射もほとんどなく観測条件はほぼ同一の条件でした。西から処分場を取り巻くポイント毎に、2.4,2.4,2.6,2.4,2.4,2.6,3.0,4.2,3.6,2.7,4.0,3.6,2.8,2.6,2.6,2.6℃でした。青色は金網がネットで二重に覆われ風通しの悪いポイント、緑色は馬引き峠、赤色は、エコセメント工場の真上付近の気温です。何回も尾根道を歩いてみて、体感としてエコセメント工場真上周辺が気温が高いと感じていましたが、今日の観測である程度明白になりました。 この温度上昇は、一時的なものでなく少なくとも工場が稼動している年間310日、24時間、20年間です。累積的な温度上昇は膨大なものになっていくことと思います。 更に、夜間も含め何回か調査を実施して確実なデータを出していきたいと思います。 次回の野鳥観察日は、当初の2/18から2/25(月)に変更になりました。 まだだいぶ冷えると思いますので、防寒の服装でご参加ください。
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