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2008/10/22(水)
植物の異変は起きているのか
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植物の異変は起きているのか 秋の植物調査 10月11日(土)参加者4名 秋晴れの合間の曇、馬引き沢16℃尾根道17℃と少し肌寒い中での秋の植物調査。 エコセメント工場は、本格稼動を開始してから2年半、年間310日昼夜24時間稼動中。 この間、工場周辺はどのように変化したのだろうか。
・ 焼却灰に含まれる化学物質や重金属がガス化して大気への放出 ・ 毎日の膨大な利用のA重油などの燃焼による窒素酸化物の大気への放出 ・ 1600℃もなるロータリキルンからの熱の放散 ・ 一日に400tの水分の大気への蒸散 等が、連日連夜エコセメント麹用周辺に撒き散らされています。 天候によりますが、曇天の日などは工場近くの尾根道では異臭を強く感じ、鼻や目や喉が敏感に感じます。 見学の学生なども異常を訴えることもあります。 工場直近の尾根道周辺や工場からの排気の通り道となる地域の植物の異常が見られます。
しかし、よく見ると、私たちが第一次の活動で追求した「焼却灰の飛散」による植物の異変と少し違う様相を呈しているように見えます。焼却灰の中に含まれる有害物質の微粒子の飛散によるものと、ガス化した有害物質、放散された熱、蒸散された水分によるものとの違いかもしれません。 今後、この違いを究明していきたいと思います。
<処分場・工場の案内板が設置されました> 9/24学生たちを案内してきたときには木組みだけでしたが、10/11の植物調査の時には写真にあるような立派な処分場の案内板ができていました。私たちがいつも工場の定点観察をしている地点です。見学の人たちに詳しく処分場が理解できるようにでしょうか。しかし、尾根道からは工場が覗けないように、ネツトフェンス、遮蔽ネット、植樹と三重に目隠しがされていて、全く処分場や工場は見えないようにしてあります。片や見えない工作、片や見えない所に案内板とちぐはぐなことです。いっそうのこと見晴台でも設置してくれればと思いますが。
もう一つは、私たちが樹木調査をしている地域とほぼ同じ地域の樹木に調査用の番号らしき数字が打ちつけられていました。組合(パシフィックコンサルタント)が調査を開始したのかもしれませんが、実態を捏造せずにありのまま公表してくれるといいですが。
とにかく、資金のない中での私たちの調査活動と違い、税金を無尽蔵に使い様々なことをしてくるものです。 皆さん、是非、現地でその様子を実感してください。
写真上<葉の異変一例> *フェンスの向こうは工場 写真下<工場真上の尾根道に設置された案内板>
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