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2003/11/11(火)
エイジング
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たまに投げ込まれる無料配布の新聞を読んでみた。 「エイジング」について特集の紙面が組んでありました。
「エイジング」ってのは英語で「歳をとる」、つまり加齢って意味でして、 これからの超高齢化社会に向けて、 社会システムの再設計から人生設計における個々人の考え方やマインドの方向性など、 歳のとり方についての考え方だと思って下さい。
新聞には「少子高齢化の我が国では「ハッピー・リタイヤ」よりも「ハッピー・エイジング」が必要であり、 いわゆる「生涯現役」くらいの社会システムを再設計していかないと日本に未来はない」とか書いてあります。 おお、なんてこったい!
でも、そーだろーナって思います、マジな話。
エイジングにも幾つかの方向性があり、老化に対して若返りを目指すのが「アンチ・エイジング=抗老化」、 むしろ歳をとる事を楽しんでいこうって考え方が「アクティブ(積極的)・エイジング」と言うそうです。 オレはどっちかな?って思ったけど、なんか両方のイイトコ取りっぽい感じかな?(笑)
そういえば「はじめの一歩」の作中で紹介されるエピソードに、 若い挑戦者を老獪な戦術をもって次々と倒していく、 ボクサーとしてはとうにピークを過ぎた年齢のチャンピオンの話があります。
「老いは恥ではない」
そのチャンピオンの言葉ですが、これから生きていくコトに希望が持てる言葉です。 オレも以前から心に置いてある言葉ですが、エイジングについての記事を読みながら、改めて強く思い直しました。
そして、紙面の終わりの方にお年寄りの方へのインタビューが載ってました。 その言葉にすごく感動しました。 お年寄りのおっしゃるコトって、優しくて穏やかで、そして重たいなって思うのです。 自然体な感じがして、素直に心に入ってくるというか…。
83歳のおばあちゃんが仰られたコトに、
「今の若い人を見てると、恵まれ過ぎで可哀想」
「日本人であることに自信がないようだ」(!!!!!)
「近頃はみんな本気で怒ることがなくなった」
…って、ありました。そして結びの言葉として、こうありました。
「でもね、なにか大変なことがあっても、日本人はそんなことくらいじゃへこたれないとも思います」
めちゃめちゃ感動しました! 苦しい時代を乗り越えてきた方の言葉だからこその重みを感じたというか。
オレもね、そう思ってるんです。 なんかすごく安心したなあ。
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