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2005/04/23(土)
四谷天窓
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四谷天窓はスタッフもお客さんも温かかった。アコースティックにはもってこいのハコだ。
でも俺達にとってちょっとやりにくかったかな?本番でこっそりとよだがアンプのボリュームをあげている。前音は出てるはずなんだけどな?どうもうまく調子に乗れない。その分、いつも以上に張り切りすぎたかな。いやあのくらいで丁度やろ。
ライブは大いに盛り上がり、最高のイベントになった。呼んでくれたミナミに感謝。トリを務めたミナミはまた純白のウエディングドレス?を着て登場。中内君は赤いスカーフまいて髭を伸ばした弱そうな仮面ライダーみたいや。
しかし絶対ミナミは何か勘違いしているよな。ドレスがはち切れそうになっている。肉がはみ出している。そしてステージ上で、俺に大阪まで背負って連れて帰れってとんでもない事を言い出している。もう勘弁してくださいよ。
「天窓のスタッフー!すぐガムテープ持ってきて、口にガムテープ張ってくださ〜い。そして全身をロープでぐるぐる巻きにして、そのまま大鍋で煮込んでやってくださ〜い!」
チャーシューにしてやる。それとも大阪へ連れて帰って天王寺動物園に売り飛ばしてやるか。それか名古屋の愛・地球博でマンモスの横に一緒に飾ってやろうか。・・・どうもとよだと同じような動物っぽい匂いがする。
打ち上げでとよだが珍しくダウンした。久々にあいつが倒れている姿を見た。あいつもやっぱり人間やったんやな。そんなに馬鹿飲みしてないけどな。
あいつが倒れるときはすぐわかる。いままではしゃいでいたと思ってたら急に下を向いて黙り込む。まるで急に電池が切れたようだ。そして座ったまま寝てしまう。子供が眠くなるとテンションが上がってはしゃぎだし、急にバタンと眠り込む。あれと同じだ。
一度寝てしまったら起こしても起きない。だから眠りの浅いうちにたたき起こす。だってもう3時半。あと3時間で四谷を出ないと大渋滞に巻き込まれる。
横になっているとよだを起こしてみんなと別れ、車に連れて帰った。もう俺もダウン寸前。二人とも車に倒れこみ睡眠をとった。
朝、6時半。ここは四谷だ。とりあえず水分を。昨日の焼酎が効いている。とよだは?横にいるはずのとよだがいない。まあええか、先に水分や。ローソンから帰ってきたらとよだが待っていた。
「完全ふっか〜つ!絶好調だ〜!!」
化けもんか、おまえは?さっきからまだ3時間も経ってないんやで?なんぼ年寄りは朝に強いっていうてもな〜?
「さあ。大阪まで元気出して帰るぜ!いくぞ〜」 「はぁ〜?」
それからとよだは、俺が何度も運転をかわろうと言うのに一気に奈良まで運転した。休みなしだ。すごい体力だ。東京からここまで一気にぶっ飛んで帰ってきた。しかもまだ昼過ぎや。凄すぎる!
西名阪で急にとよだのトーンが落ちた。
「う〜、だめだ。ダウ〜ン、運転かわってくれ」 「凄いな、ようここまで一人で運転できたな?何時間かしか寝てないのに」 「さすがにちょっとだけ疲れたわ」 「ええから寝とけよ」
助手席にまわったとよだは1分もかからないうちに冬眠した。そう、急に電池が切れたおもちゃみたいに。 でもな、よく考えろよ。君が眠たいときは俺も眠たいんやで!
それから大阪までの帰り道、俺は一人で眠気と戦いながら車を走らせた。横でとよだは爆睡している。しかも一般道の24号線は混雑していた。くっそう〜いちばんしんどいとこやんか!気持ちよさそうに寝やがって!起きろ〜!!
ほんまにおまえは子どもか!
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