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2004/06/16(水)
バナナホール えっ！たがみ☆とよだ解散か？2
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ライブ後、打ち上げの2次会も終わり、夜の街を二人でタクシーを探しながら歩いていた。とよだもバーボンをがんがん飲んでだいぶ酔っ払っている。やばいな〜、とよだが洋酒をがっぷり飲んだときっていつも悪酔いするからな、しかも俺様もだいぶ酔っている・・・悪い予感がするな。
「なんでやねん！なんで客が食いつかんかったんや、ええのんやっとんのに！」・・あらら。
「なんかノリ悪いし、音は出んようになるし！」・・ほらね。
「どこがあかんのんや！ほんま」・・ええかげんにしとけよ。
「なんやねんな、あかんのんかわしら」・・・・。
「ほんまこんなんでええんか、空回りしとるし、年ばっかりとるし」・・・。
ぶちっ！
「さっきからなにがたがたいうとんねんな！しゃあないやろ、あかんかったんやから！」たがみキレル。
「せやけど、どうしたらええんや！」
「ぶちぶち文句言うな！やることはちゃんとやったんやからそれでええやろが！」たがみ逆上手前。
「でもな！」
「でももくそもあるか！そないがたがたいうんやったらもうやめじゃ！」たがみ噴火。
「解散じゃ、もう終わりじゃ、勝手にせえ！わしゃもう知らん」たがみ爆発。
「わしら、馬鹿を承知で馬鹿やっとんのやろが！それがわしらの売りやろが！いまさら何ぬかしとんのじゃ！わしゃ帰る！」たがみ大爆発。
止まっていたタクシーのトランクにギターを投げ入れ振り向きもせずとよだと別れた。くっそ〜腹立つ、もうこのギターもぶち壊して燃やしてやる〜！でも次のスケジュールは決まっている。穴は開けられんしな。どうするかな、しゃあない、ひとりでやったるか！
そして次の日の夜、とよだから電話があった。
「あっ、俺。18日のアナザー、リハに行けそうやけどどないする？」
「・・・・昨日は何をがたがた言うとったんな」
「ちょっと飲みすぎて、いろいろ人の言う事が気にかかってな」
「いちいち気にしとってもしょうがないやろ、わしらこれ以上のことはできんのやから」
「そうやな、このかっこ悪さが売りやもんな、いやかっこよさや」
「わかったらもうええ。ほんなら何時にどこで・・・」
ほんと、仲がええのか悪いのか腐れ縁はまだまだ続きそうや。まあ次のライブも頑張ろうで。いつものように前しか見ずに行こう。とよだも言うとったやんか、わしゃ動いとかんとあかんのや、止まったら死ぬんやってな。でも昨日の前半は絶好調やったのにな。そんなときに限ってこんな事があるよな。うまい具合になっとるわ。いやいやそうじゃなくて、ただの酒の飲みすぎやであれは。きっとそうや。
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