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2003/04/13(日)
たがみ★とよだ、寺の小坊主になる?
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対バンしてくれる人の中にも熱い奴、変な奴、おもろい奴がいる。そしてなにかイベントがあれば、必ずみんな誘ってくれる。この話も、そんなおもろい奴とのイベントの話。
面白そうなイベントには必ず参加するたがとよ。今回もワクワクしながら指定された場所へ。そこで、そいつが待っててくれてるはず。
「おかしいな、ここ住宅街やで、こんなとこにライブできるようなとこないで」 「ありゃ、ほんまやな。でもここで間違いないで」 「あいつ、不思議なやつやからなぁ」 「きっと向こうも俺らのことそう思ってるわ」 しばらく待ってるとそいつがやってきた。
「お疲れです、今日はよろしくお願いします。ああ楽しみにしてました」 うれしそうな笑顔。 「今日はセッションやりましょうね、曲も用意してますし」 聞いてないで? 「ここ、ここ。ここが今日の会場です」 !?ほんまかいな、どうみたってお寺やんか。しかも本堂やんか。 「スタートは7時ですが、みなさんが集まってからはじめましょう」 ええけどほんま客くるんか?どんな客やろ?
7時前からお客さんが入ってきた。 皆さん手に数珠をもっている?相当お年を召していらっしゃる。 ・・・・・おじいちゃん、おばあちゃんばっかりやないか!! 俺らのライブ見て、ほんまに成仏したらどないすんねん! ほんまに腰抜かしたらどうすんねん! 入れ歯はずれるど!
そうこうしてるうちに寺の住職の有難いお経がはじまった。 たがみとよだも神妙な顔をして手を合わしてお経を聞いている。 なんでこんなことに?ありがたやありがたや。
そしていよいよライブのはじまり。もう入れ歯が飛んでも知らんからな。 いきなり最初からぶっとばす。本堂で飛んだりはねたり。 住職は仏壇が倒れないか心配顔、おろおろしている。仏さんもきっとビックリしてるに違いない。
「いえ〜い!おじいちゃん、おばあちゃん、ノッテルか〜い!」 とよだいつもの調子、いつもと全然変わらず。 「愛してるよ〜おばあちゃん」 そこまで言うか、さすがとよだや!
おじいちゃんおばちゃんは口をポカンとあけている。 頼むから腰を抜かすなよ。そして俺達のライブも無事終わり、いよいよセッション。何やるんや?廊下で待機していると、そいつが小道具もってやってきた。
「このヅラ、かぶってください。」 ええ???二人分の『ハゲヅラ』渡された。 「坊さんロックンロールやりましょう。大丈夫、スリーコードですから」 そんな問題ちゃうやろ! 「詩は勝手にアドリブでお願いします」 はあ? 「おもろいやないか、かぶろかぶろ、たがみちゃん」 とよだは大乗り気。でもアロハにハゲヅラは、似合わんで。
「おまたせしました〜!盛り上がっていきましょう!坊さんロックンロールショータ〜イム、いえ〜い!」 「のってますか〜!手拍子手拍子、青春をとりもどそうぜ!いやっほーい!」 今思い出しても恥ずかしいあの姿。ビデオにとっとけばよかった。 たがとよは、なんでもありかよ!
なんかようわからんイベントやったけど、おじいちゃんおばあちゃんには、いい冥土の土産になったでしょう。 いつまでも長生きしてね。またどこかでお会いしましょう、 生きていればね。
ちなみにあのハゲヅラ、記念に持って帰りました。どこかで使う事あんのかな?
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