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2006/09/09(土)
生みの苦しみ
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今日も稽古であった。 俺様演出なので、なんとかこう表現したいという形や 観客の心が自然に芝居にはいってこれるような形をつくるためにどうしてもダメ出しの雨あられとなってしまう・・・・
特に今回劇団本公演初舞台となるsさんに対しては 彼女が今まで経験したことのないレベルのことを 求めざるをえない故、彼女にしたら辛い稽古の連続かもしれない・・・だけども、彼女の憧れであった演劇に対する想いが 彼女にとっては辛いかもしれないダメ出しにも 心折れることなく必死でついてきてくれる姿に ある意味俺様は心強く感じている。
演出と役者・・・初日をむかえるまではまさに真剣勝負 なので、妥協などできないのである。 また、俺様自身も主役の老人を演じるので これまた、自分自身をいかに客観的に見、作り上げることの 難しさを感じながらの稽古である。
仕草・視線・セリフの表現・相手役との間合い・・・ 動き・立ち位地・・・・etc・・・ 演出も役者も感情のままにふるまっているだけでは ダメなのはいうまでもない・・・ また、舞台セットや衣装、小道具、照明、音響にいたるまで それなりにそれぞれが計算し最大限の効果をねらい、 演出の指し示す方向を見、 感じてもらいたいことを少しでも感じてもらえるよう 働かなければならないのである。
なんて、ウンチクをいくらかましても 実際にむかえる舞台が全ての俺様達の答えと結果なのである。 とにかく、いつものことではあるけれど、稽古が始まってすぐ の段階ではまだまで足りないものだらけなのである。 とにかく、一歩一歩山を登るように問題の山をのりこえていくしか俺達には術はないのである。
しかし、必ずやり遂げてやるという“心意気”“心情溢るるものを・・・”俺達劇団ふぉるむの目指すものはいつも変わりない のだ。
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