気が向けば書く、いい加減日記なのだ〜(爆)
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最新の絵日記ダイジェスト
2008/12/01 ありがとうございました。
2008/03/07 レッスンステージ前夜
2007/11/27 公演を終えて
2007/11/21 最終稽古
2007/11/19 あと、残すところ稽古一回だ!

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2006/08/10(木) ひよどり親子のきずな・・・
朝、会社の前の街路樹の下に
一羽のひよどりのヒヨコがピヨピヨと
鳴いているのを会社の同僚が見つけ拾ってきた。

で、その街路樹の上にきっと巣があるのだろうとおもい、
巣に返してやろうと、脚立をもって木に登るも
巣が見当たらない・・・・
どうしたものかとこまっていたら・・・

なんと、その雛の親だとおもわれるひよどりが2羽目の前に飛んできて、俺様の前でホバリングしながらけたたましく
鳴いてくるではないか。時には上空高く舞い上がってから
急降下で俺様に向かってきて、体ギリギリのところを横切り
威嚇してくる・・・・
きっと、子供を返せ!危害を加えるとただじゃおかないぞ!
といっているようである。そうこうしていると、
更に、2羽、彼らの仲間であると思われるひよどりも
助っ人に現れるではないか・・・

人間社会では毎日、児童虐待や子殺しのニュースがとびかうなかで、ひよどりのこの子供に対する愛というか、執念というか・・・感動してしまったのである。

なんとか、彼らにこの雛を無事かえしてやることは出来ないものか・・・それには彼らの巣を見つけなければならない。

で、彼らの行動を注意深く観察していると、
いつも彼らは目の前にある区役所の4階のところにある
植え込みのあたりからこちらに向かってくるみたいなのだ。

これは、多分、少し飛べるようになった雛がそこにある巣から
飛び立ったものの、上手く飛べず道を隔てた街路樹のしたに
落ちたのではないかと推理して、早速雛を手に
区役所に行き、事情を話し特別にその場所にいれてもらうことに
した。区役所の人達も窓際でしきりに異常な鳴き方をしている
鳥を見て不思議に思っていたらしく、こころよく雛をもった
おっさんである俺達二人をそこに案内してくれた。

これで何とかなると思ったのもつかの間・・・
探せでも探せども巣はみつからない・・・
仕方なくまた、雛を手に会社に戻り悩むことに・・・
その間も、俺達の目の前すぐ近くに親達が返せ返せと
鳴いている・・・

何しろ野生動物である。子供の頃にも経験があるが
野生の鳥の雛を飼おうとしても人間の手からはあまりえさも
たべてくれないだろうし、なによりストレスで3日もすれば
死んでしまうのである・・・・

仕方ないので野生の生命力に賭けることにして
とにかく、危険な車道から離れた公園の中の木にそっと
雛を止まらせてあげた。すると、今度は親鳥が雛を誘導
するように飛んで、少しずつ雛と共に移動している。
なんとか、巣にたどり着くことを願うしか俺達には
できなかった・・・あの雛が生き延びるも、息絶えるも
野生の掟にしたがってのことと思うしかないのである。

彼らからすれば、クマより残忍で恐ろしい生き物だと
感じている人間達に向かって、わが子を助けようと
果敢に向かってくる姿には本当に感動したのでありました。

(画像は29日のリハの様子です。)


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