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2006/11/22(水)
最終稽古
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ついに、最終稽古を終えた。 私達のような表現活動をするものにとって 完璧なんてありえないが、 とにかくベストはつくしたつもりである。 後は本番で実際に舞台セットの中に立ち、照明を浴び なによりお客様の前に立ち、お客様のパワーをいただき なにを生み出せるかである。
劇団員も研究生もその期待と不安と緊張感でいっぱいの 今日の最終稽古であった。 人それぞれにある一つの人生。 私達の芝居を見に来てくれた人に なにかしら感じてもらえたらさいわいである。
生きるということ、いつか来る死というもの、 生まれてから多くの人達との出会い。 競争、挫折、葛藤、喜び悲しみ、怒り、疎外感、優越感、劣等意識・・・・生きる意味、生まれてきたことの意味、自分の存在、 人として生まれてきたからには一度も悩み苦しむことなく 生きることが出来るはずもないし、さらに格差社会といわれる今日、異様な犯罪がニュースで流れる日々、 そんな、今という時代に生きる私達ではあるけれど だけど、私達は必ずや誰かに愛されているし、誰かを愛しているし、自分以外の誰かを必要としているし、必要とされている。 意味の無い人生なんかないのだとあらためて確認してもらえれば さいわいである。
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