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2005/05/23(月)
チリ版「八甲田山死の彷徨」
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ネットでニュースを見ていると 五月に入ってから遭難があいついでいるようだ。
南米チリのアンデス山中で雪中訓練中のチリ軍部隊が吹雪で遭難したニュースが日本でも報道されているが、 まさにチリ版「八甲田山死の彷徨」の様相である。
雪山にろくな装備も持たず、知識もない上官の 命令にも背くことのできないの軍隊ならではの遭難だ。 今回の死の訓練で凍死していった10代の新兵達はまさに悲劇だ。
かたや日本では同僚五人と雪山にのぼり、5人はスキーや スノボーで滑って下山、そして、遭難した人はなんと 子供用のプラスチックソリで滑り降りクレパスに落ち 岩に頭を強打して脳挫傷で命を落とし、 その人の遺体が昨日発見された。 本格的な雪山を、スピードがでたら コントロール不能なソリなんかで滑り降りるなんて 信じられないことである。まさに自殺行為だ。
また、穂高山荘から奥穂高岳に吹雪きの中 登って、滑落、それを助けようとした仲間も凍死という 60代の男性二人の遭難も起こっている。 何故、吹雪いて景色も楽しめない山頂に登ろうとしたのだろう。 山荘でビールでも飲んで語り合ってればいいのに・・・ 俺達は夏に涸沢に行き、奥穂高岳に登る予定だったが 雨が降ったために登るのを止めて山小屋でビールを飲んだり テントで昼寝したりして過したぐらいなのだけど。 悪天候の場合は無理な行動をしないのが一番なのだ。
やっぱりこういう事例を見聞きするにつけ 遭難のほとんどは自ら原因を作り 遭難するべくしてしているように感じる。
俺達もこんな過ちを山で犯さないように くれぐれも気をつけなければ・・・
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