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2005/05/22(日)
17くらぶ 役について考える。
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今日は17くらぶの部活の日である。 朝10時に稽古場に入り、まず、部員達が 外郎売りを言いながらのランニングにはじまり、 肉体訓練&発声練習で滝のような汗を流すところからはじまる。
ひとしきり肉体訓練&発声練習が終わると 今日は、作 ARガーニー 「ラブレターズ」という 戯曲に取り組んでみた。
この戯曲はアンディーとメリッサという男女の 手紙のやり取りを順番に読んでいくというシンプルな劇である。
この登場人物の少年少女時代から大人になってからも 手紙のやり取りは続いていくのである。 今日は17くらぶの若い部員ということもあって 登場人物の少年少女じだいのところの一部分に 挑戦してみたのである。
この戯曲は役所広司・大竹しのぶのペアで演じられたことをはじめ、日本では多くの俳優によって上演されているものである。
この二人の関係は美しくもあり切なくもあり、 劇が終わる頃には観客は涙してしまうようなものなのだが、 部員達はこの話を皆知らないし、一部分を今日教材として 初めて読んだので結末は当然知らない。 なので、今日の抜粋した部分からこの二人の家庭環境や 性格、お互いのことをどんな風にかんじているのか、 また、どんな風に必用とし合っているのか、その後二人はどういう人生を歩むのかなどなど、多くのことを想像してもらう ことに取り組んだ。そして、なかなかおもしろかったのであるが、次の稽古までにアンディーとメリッサについて感じたことやいろんなことを自分なりに考えてレポートを一枚提出してもらい 、自分の持ったイメージで演じてもらうという宿題を出しておいた。次回がたのしみである。
さて、そんな部活を終えて、いつものごとく舞台セット作りに 大道具部の作業場に向かった。あいにくの小雨模様で ペンキが思うように乾かず仕事ははかどらない日であった。
こんな日は諦めが肝心とばかり、夕方5時で作業を切り上げ 皆、家に帰ったのであった。
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